同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
![目標はバカデカいほうが達成しやすい納得の理由](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/670/img_41cd403b768a9632ee56846ab436137a155689.jpg)
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「バカデカい目標の法則」である。
【貧す人】実現可能な目標を掲げる
【稼ぐ人】大胆不敵な目標を掲げる
あなたの目標は小さすぎる!
もっと大きな目標を掲げてみよう。
「えー、神田さん、そんな絵に描いた餅では実現は難しいですよ」
と思っているなら、それこそが成長を妨げている【貧す人】の思考だ。
大きな目標を掲げないから成長できないと肝に銘じよう。
「BHAG」と「10X目標」とは?
大きな目標には2つある。
「BHAG(ビーハグ)」と「10X目標(テンエックス)」だ。
BHAGとは、Big Hairy Audacious Goal=社運を賭けた大胆不敵な目標のこと。
その分野で「絶対に無理」と笑ってしまうほどの目標だ。
BHAGの例は次の通り。
■スペースX
「人類を多惑星種にする」
■グーグル
「世界中の情報を整理する」
そして、10X目標の10Xは、グーグルが使っているもので、目標として最初に決めた数字を10倍にする方法だ。
【稼ぐ人】の考え方
実は、10倍目標を掲げるほうが、ずっとカンタン、しかも楽しく実現できる。
高い目標を掲げることで、今まで眠っていたリソースを再発見したり、また出会うべき人に、出会えるようになったりするからだ。
例えば売上1億円の目標なら、10億円にする。
年収1000万円の目標なら、1億円にする。
どうだろう。
とても手が届きそうにないよね。
だが、それがポイント。
今の延長線で考えていると絶対に実現できないので、おもいきった施策を考えないといけない。
結果、常識では考えられないアイデアが思いついたり、いろいろな可能性が見えてきたりして、モチベーションが高まる。
ところが、それを実行しようと、高い目標のまま始めると、今度は逆にモチベーションが下がる。
だからこそ、【稼ぐ人】は、大きな目標を掲げながらも、実際には、節目、節目の達成目標を現実的にしたり、達成期間を2倍にしたりしてモチベーションを継続させているのだ。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)