絶対NGポイント(4)
生鮮品の受け取る日時を忘れがち
生鮮品は、「受け取る条件」も忘れないようにしよう。ふるさと納税は物流や業務の関係上、ほとんどの自治体では日時指定を受け付けていない。
しかし、生魚やフルーツなど冷蔵や冷凍で届く品物は、置き配や宅配ボックスが利用できないケースが多い。自宅できちんと待機するなど、受け取る準備を事前に考えよう。出張や旅行など長期で自宅を空ける予定が分かっている際は、備考欄に受け取れない日付や希望する配達時間帯などの受け取り条件も記載するようにしよう。
ただ、一部の自治体の返礼品においては日時指定できるものもある。この点も、返礼品を選ぶ際のチェックポイントとなる。また、魚介類の場合は、面倒かつ鮮度保持に大きく関わる、うろこや内臓処理の有無もチェックするといいだろう。
絶対NGポイント(5)
和牛やカニばかりに注目しがち
ふるさと納税というと、どうしても和牛やカニ、高級フルーツといった豪華な生鮮品ばかりに注目しがちである。しかし飲食物への寄附の場合、実は最もお得感があるのは、調味料や酒など普段から定期的に購入するものだ。
どのみち払う必要のある税金を前払いし、醤油や味噌など家庭の必需品を返礼品として受け取れば、翌年には物品と税金、両面で家計の収支改善につなげられる。お酒であればその土地ならではの日本酒や焼酎、クラフトビールなど選ぶ楽しみも幅広い。
ただし、ナショナルブランドについては基本的に返礼品の対象外となることには注意が必要だ(一部ポータルサイトでは掲載されているが、場合によっては対象外に指定されるため避けた方が無難)。
記事の完全版では、NGポイントを踏まえたうえで、筆者がおすすめする返礼品を五つ紹介しよう。