大神神社(奈良県)・・・日本最古の神社ともいわれ、三輪山そのものがご神体。祀られているのは大物主大神で、神話では蛇神として登場している。一説によると八岐大蛇の伝説は三輪山の蛇神を表すと言われている。境内には、神さまの化身である白蛇が棲むとされる“巳の神杉”と呼ばれる杉の大樹があり、参拝者が蛇の好物である卵を供えることでも有名。
賀茂別雷神社(京都府)・・・雷を神格化した存在で、一般には上賀茂神社と呼ばれる。背後には神山(こうやま)と呼ばれる円すい形の山があり信仰の対象となっている。古代の人々は、先述したように山の峰々をヤマタノオロチの姿としたり、富士山や三輪山といった円すい形の山を蛇が二重三重と自らの体を重ねた姿として見立てていた。
蛇と関わりが深い7社
もちろん、巳年に蛇との関わりが深い神社に参拝するのはダイレクトに開運に繋がるでしょう。代表的な神社をご紹介します。
霧島神宮(鹿児島県)・・・天孫降臨をしたニニギノミコトを祀る神社。霧島山頂に現れた龍神が、蛇に姿を変えて、人々に神聖な力を授けたとされる。
霞神社(宮崎県)・・・山岳信仰の一大中心地で、修験道と深い関わりがある神社。神社の奥の院に祀られている白蛇を拝むと、神縁を得るとされている。
蛇窪神社(東京都)・・・蛇窪と呼ばれる地に創建された神社。社殿横に棲んでいたという白蛇を祀った白蛇辨財天で銭洗いをすると財運が上がるとされる。
來宮神社(静岡県)・・・古くは来宮大明神と称した熱海の地主神を祀る神社。来福・縁起の神として古くから信仰されている。境内には、大楠のご神木や蛇の置物がある。
金蛇水神社(宮城県)・・・ご神体として金蛇を祀る神社。境内に多数ある石の中に蛇の文様が浮かぶ蛇紋石は撫でると金運が上がると言われている。
岩國白蛇神社(山口県)・・・岩国市に生息している白蛇への信仰と保護のため、2012年に創建された新しい神社。ご祭神は広島県の厳島神社から分祀された宗像三女神と宇迦之御魂神。
洲崎神社(愛知県)・・・境内の白龍龍壽社(はくりゅうりゅうじゅしゃ)の白龍は白蛇と同一とされ、白蛇のオブジェが飾られている。