モチベーションを高める上でおすすめの方法があります。それは、自分で自分を褒めることです。仕事がデキる人ほど、自分で自分を上手に褒めてモチベーションを管理しているのです。自分だけでなく周りの人も褒められればさらに良いでしょう。褒め上手なデキる上司が必ずしていることとは?(ギックス共同創業者 田中耕比古)
褒めた方は忘れるが
褒められた方は覚えている
人は、褒められるとうれしくなります。
誰かに褒めてもらった。ただそれだけのことで、もっと頑張ろうという気持ちになります。
しかしながら、そうそう都合よく褒めてもらえるものでもありません。
また、こちらから「褒めてください!」とアピールするのも、難しいですよね。
そうしたときにおすすめしたいのが、「自分で自分を褒める」ことです。
褒めるという行為は、人間関係をうまく構築していくために重要かつ有効なツールです。
誰かを褒めると、褒められた人は、とてもうれしい気持ちになると同時に、「褒めてくれた人」に対して好感を持ちます。この人は、自分のことをよく理解してくれている。自分のことを評価してくれている。そういうふうに感じるわけです。
「言った方は忘れるが、言われた方は覚えている」という格言があります。悪口に関して使われることが多いかもしれませんが、褒める・褒められるに関しても、同じことが言えます。
誰かに褒められたり感謝されたりすることで自己肯定感が上がり、その瞬間だけでなく、継続的に前向きな気持ちで物事に取り組めるようになっていくのです。
その一方で、誰かに褒めてほしい、という気持ちを持ち続けるのも不健全です。高すぎる承認欲求は、ときとしてネガティブな感情につながります。「褒めてほしい」気持ちが高まりすぎると、「なぜ、誰も褒めてくれないんだ」という方向にいってしまうわけです。
そのような状況を回避するための手段が、「自分で自分を褒める」なのです。