![「経費精算なんて自分でやるな」「勝負は帰宅後から」…あきあきする人生を楽しく変える“逆転の発想本”3選](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/650/img_0764df240361d9373233c9064bd4c31d249947.jpg)
一度きりの人生、仕事中心の毎日にどこか虚しさを感じる……。そんな悩みを抱えている日本のビジネスパーソンに必要なのは遊びとゆとりだった。ここでは、時間の有効な使い方や、人生の楽しみ方を具体的に教えてくれる3冊を紹介する。※本稿は、本の要約サービスflier編集部『必読ベストセラーを超要約!ビジネス書大全 一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。
充実した毎日をルーティン化
帰宅後の時間が大切になる本
著者/リュ・ハンビン(獣医師、時間管理アドバイザー)
訳者/小笠原藤子
【この本の要点1】
平日の帰宅後を、週末を待つことだけに使うのはもったいない。好きなことに時間を使い、昨日より少しでも成長しよう。
【この本の要点2】
充実した一日を過ごしたいなら、人生の意味を見出す→目標を定めて計画を立てる→アクションプランナーを書く→とにかく始める、の4ステップが効果的だ。
【この本の要点3】
帰宅後の時間を充実させるには、時間帯ごとの自分の集中度を把握したうえで、1週間分の「帰宅後ルーティン」を作り、その通りに行動するとよい。
おすすめポイント
本書の著者、リュ・ハンビン氏は、時間管理や副業に関する情報発信で人気を博している、韓国のインフルエンサーだ。本業は獣医師であり、かつては仕事から帰ると倒れ込むようにして眠っていたが、「帰宅後ルーティン」を生活にとり入れてからというもの、やりたいことをすべて実現できるようになったそうだ。
「はじめに」には「帰宅後に、新しい1日が始まる」という副題がつけられており、「仕事が終わって帰宅した後の時間は、人生を2倍生きることができるチャンスだ」という名言も飛び出している。ここまで読むだけでもモチベーションが上がること間違いなしだ。
本書では、帰宅後ルーティンをとり入れるメリットや、具体的な実践方法、時間活用術、ルーティンが思うように進まないときの対処法などが紹介されている。
帰宅後ルーティンを成功させるためのポイントは必読だ。「楽しんで行動できる方法を考える」の一例を紹介しよう。気が乗らないことに関しては、「習慣(ハビット)トラッカー」でルーティンを実践できた日のマスを塗りつぶし、成果を可視化して、やる気を出すというのだ。