どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の特徴」についてお伝えする。

職場の出世しない人が「電車の中」でうっかり話してしまっている決定的な1つの話題Photo: Adobe Stock

電車で絶対に話してはいけない話題

皆さんは職場の人と一緒に電車に乗って出かけることがありますか。特に営業の方であれば多いかもしれません。

また、職場の人と帰り道が一緒だったりすると、同じ電車に乗ることがありますよね。

普段あまり仕事で絡みのない人だと、何を話そうか困ったりすることもあると思います。職場で出世しない人は、ここで致命的な話題選びをしてしまっていることがあります。

今回は出世しない人が「電車の中」で話している話題について紹介していきましょう。

取引先の話をしてはいけない

皆さんは、日頃、どのような企業やお客様とお付き合いをしていますか。
基本的には職務上で知りえたお客さんの情報や、固有名詞はそもそも社外で話して良いものではありませんよね。

ただ、実際に電車に乗っていると、時折、「業務上知り得た秘密事項をペラペラと電車で喋っている人」が見受けられます。時には「そんな固有名詞出して大丈夫?」と耳を疑うような話があります。

「友人の秘密をペラペラ喋る人」を信頼できますか?

では想像してみてほしいのですが、皆さんの友人が自分の秘密を公共の場や共通の知り合いがいる場でペラペラと喋っていたら、どのように思いますか。当然嫌ですよね。

しかし、こと法人になると、この感覚が薄れてしまう人がいるようです。
こういった振る舞いは、どんなに実務能力があったとしても、ビジネスパーソンとしては一発アウトです。

普段は気をつけていても、お酒が入って気が大きくなっているとつい気が緩んでしまうかもしれません。今一度気をつけるようにしてみてください。

(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)