5位は光ハイツ・ヴェラス
高級有料老人ホームを展開

 3位は、manabyで、平均年収は339.6万円。障害のある人や難病者に就労移行支援事業を行う会社で、本社は宮城県仙台市だが、首都圏や大阪・兵庫などにも複数の事業所がある。

 4位は住宅建材の卸・小売りの山大で、平均年収は366.5万円だった。祖業は杉の苗木の植林で、300年の歴史を誇る会社だ。

 5位は光ハイツ・ヴェラスで、平均年収は367.3万円だった。同社は、北海道札幌市に本社を置き、入居一時金2000万円超の高級有料老人ホームなどを展開している。

 最後に、ランキングの「癖」について説明したい。それは、持ち株会社(ホールディングス)と事業会社が混在していることだ。

 持ち株会社として上場している企業の中には、経営企画や人事系など、少数の幹部社員だけしか在籍していないところがある。すると、その企業の実態(グループ全体)よりも年収が高く出てしまう恐れがある。そうした「癖」の影響をなるべく排除するために、従業員が20人未満の会社はランキングから除外した。

 一方で、企業の中には、一般社員よりも平均年収が低い契約社員を含めている場合がある。他にも、定年退職者の雇用を積極的に進めている企業や、地方に本社を構える企業も年収が低くなる場合がある。

 こうした事情を踏まえて、ランキングを見てほしい。平均年収に合わせて、従業員数や平均年齢も掲載しているのはそのためだ。

 それでは次ページから、6位以下を一挙に公開する。スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(米投資ファンドによる子会社化で2月19日に株式上場廃止。本ランキング対象期間中は上場していたので掲載)や、人気ラーメンチェーンの幸楽苑HD(本ランキング対象期間中の社名。24年10月1日に社名を「幸楽苑」に変更)などは何位か、チェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)