
実は日本の上場企業には「年収1億円以上」のビジネスパーソンが1109人もいる。果たして、どんな顔触れなのだろうか?報酬が、諸外国に比べて低過ぎるという指摘もあるだけに、年収が高いこと自体は批判されるべきではないだろう。ただ、業績や株式市場からの評価が振るわないにもかかわらず、1億円ももらっているのであれば、従業員や株主は心穏やかではいられないかもしれない。そこで、ダイヤモンド編集部では上場企業3935社を対象に、年収1億円以上の経営陣を調査、業界ごとに実名でのランキングを作成した。特集『1億円以上稼ぐ取締役1109人の実名!上場3935社「年収1億円以上幹部」ランキング』(全24回)の#8では、銀行業界のランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
銀行業界は年収1億円以上が41人!
人数ではみずほが明らかに少ない
銀行幹部の年収は三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)と三井住友フィナンシャルグループ(FG)の圧勝と断言できる。
ダイヤモンド編集部では、経営トップの会長、社長のみならず役員を対象に、年収1億円以上の高額な年収を受け取っている人物を業界別に集計した。1社から複数人が記載される場合もある。また、本特集では高収入を単純に批判する狙いはない。ランキングには、年収額と併せて、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、時価総額も掲載しているので、それらに「見合う年収」を得ているかの参考にしてほしい。
集計の結果、銀行業界で「年収1億円以上」は41人いることが判明した。
そのうち、三菱UFJFG幹部が14人、三井住友FG幹部が17人で合計31人と圧倒的。一方のみずほフィナンシャルグループ(FG)は、わずか3人だった。3行共に決算期末時点の「PBR1倍割れ」という点では共通しているが、報酬では大きな差が開くのだ。幹部の年収だけ見れば、「3メガバンク」と並んで称することすら、ためらわれるほどだ。
また、年収1億円以上の幹部の数は、全業界の平均が33.6人だから、銀行業界は平均よりやや多い程度だ。地方銀行の幹部は少ないが、みずほFGに迫る2人がランクインしている地銀もあった。
メガバンクと地銀の幹部たちは、幾らもらっているのだろうか。全業界の上場企業の平均と比較して水準は高いのだろうか。次ページで実名と共に一挙に見ていこう。