鳥インフルエンザの流行が止まらない。高病原性鳥インフル(H5N1)は米国の乳牛の間で急速に広がっているほか、現在では哺乳類と鳥類の間で二つの遺伝子型が確認されている。ヒトへの感染例は68件にとどまり、主に酪農従事者の間でしか確認されていないが、公衆衛生当局者は鳥インフルがより広範囲に拡大している可能性があると考えている。疾病対策センター(CDC)が13日に発表した報告書によると、牛がH5N1に感染していると知らずに世話をした獣医師3人が無症状感染していた。明らかになっているのは、農場で働く人々が散発的にウイルスに感染しているということだ。一方でまだ起きていないこと(そして科学者らがこのウイルスの歴史上でまだ起きていないと考えていること)は、ヒトからヒトへの感染が持続的に発生することだ。
鳥インフル、次のパンデミックは人間界か
数回の変異でヒトからヒトへの感染が持続的に発生する可能性を科学者は懸念
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