紫カラーの登美子に相当する
アンパンマンのキャラは誰?

 のぶが配達の残りのあんぱんを手渡すと、「うち、大好きです」と千尋。そこに続くのは「朝田パンのあんぱん」

 のぶのことが大好きと言い出すのかと思ったと、蘭子とメイコははしゃぐ。でも嵩は落ち着かない。

 お小遣いを渡すことで、千尋にかろうじて優位性を示してみせる。さらに、嵩は相撲を挑む。小さい頃は手加減していたがもう手加減しないと兄貴風を吹かせてみたものの、見事に嵩は投げられてしまった。立場なし。なにしろいまの千尋は柔道黒帯なのだ。幼い頃はこのうえなく儚げだったのに。

 嵩にとってはひじょうにデリケートな問題だが、三姉妹は笑って見ている。そして、蘭子は「男ってあほやねえ」であっさり片付けてしまう。

 たわいない笑い話で済まされそうな流れに、北村匠海がナイーブな表情で陰影をつけている。町に戻っても嵩は浮かない顔をしている。

「ヤムさん、ジェラシー感じたことありますか」とヤムに尋ねると、

「おれが焼くのはパンだけだ」とヤムはふざける。

「そうですか」と嵩はスルー。

 そこへ現れたのが、登美子である。幻かと思うくらい、8年経過したとは思えない華やかさ。

 何をしに戻ってきたのか、気になってならない。

 登美子にすっかり持っていかれてしまった感があるが、海辺ののぶ、蘭子、メイコもオレンジ、ブルー、グリーンの着物が生えて美人三姉妹感の威力があった(ルッキズムかもしれないがおゆるしを)。

 SNSでは、3人の着物の色は、『アンパンマン』のドキンちゃん(オレンジ)、ロールパンナ(ブルー)、メロンパンナ(グリーン)と合わせているのではないか説が語られている。

 釜次役の吉田鋼太郎はインタビューで、釜次はかまめしどんと語っている。ヤムはジャムおじさん。では、登美子に相当するキャラはいるのか。着物の色・紫から考えてバイキンマン説もあるようだが。確かに悪女っぽいけれど、いくらなんでもそれは……。

ラストに登場してぜんぶ持って行った“紫の女”は誰?「アンパンマン配色説」がネットで話題【あんぱん第14回レビュー】

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