えっ?アンパンマンのやなせたかしが遺した!?「お金がもうかる正しい原則」→今こそ心に刺さる理由【あんぱん第11回レビュー】『あんぱん』第11回より 写真提供:NHK

日本人の朝のはじまりに寄り添ってきた朝ドラこと連続テレビ小説。その歴史は1961年から64年間にも及びます。毎日、15分、泣いたり笑ったり憤ったり、ドラマの登場人物のエネルギーが朝ご飯のようになる。そんな朝ドラを毎週月から金曜までチェックし、当日の感想や情報をお届けします。朝ドラに関する著書を2冊上梓し、レビューを10年続けてきた著者による「見なくてもわかる、読んだらもっとドラマが見たくなる」そんな連載です。本日は、第11回(2025年4月14日放送)の「あんぱん」レビューです。(ライター 木俣 冬)

いよいよ今田美桜と北村匠海が
本格的に登場した第11回

「おはよう」と起きてきたのぶ(今田美桜)の寝間着姿が眼福。

 第3週「なんのために生まれて」(演出:柳川強)の舞台は昭和10年。いよいよ、今田美桜と北村匠海の登場である。

 今田はインタビューで「のぶさんは明るい人です。私も基本的に明るいと言われるほうですし、のぶさんに似ていたいなと思います。のぶさんというキャラクターに強い憧れがあります。明るさもそうだし、常にど真ん中に立ってブレない芯の強さや、まわりの人を巻き込んで引っ張っていく力に憧れます」と語った。

 北村は「のぶとのシーンは感情的にも行動的にものぶが引っ張っていくことが多いので、僕は彼女の思いをどれだけ純度高く受け取っていけるかを大事にしています」「僕は小学生の時、絵画教室に通っていて、選択授業も全部美術で、美大も考えたことがあったので、もしかしたらちょっと嵩と通じるものがあるかもしれないです」と語っている。

『あんぱん』に臨むふたりのインタビューもぜひご覧ください。

 のぶ(今田)と嵩(北村)は成長し「なんのために生まれてきたのか」考える時期に差し掛かっている。