
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
新しいガチ中華の店に入ったら、モバイルで注文するシステムだった。隣りのボックス席の高齢夫婦が「これ、どうすればいいの!?」とキレ気味に何度も店員を呼んでいる。
しかし、店員も日本語が苦手で、うまく説明できないようだ。このままだと落ち着いて食事できそうにない。「うるせーぞ!」と言いたい気持ちを抑えつつ、どう対処するか?
(B)立ち上がって「よかったら、お手伝いしましょうか」と申し出る
(C)はたしてどんな成り行きになるのか「観察モード」に切り替える
正解は……
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B
× (A)立ち上がって「別の店になさったほうがいいですよ」と提案する
◎ (B)立ち上がって「よかったら、お手伝いしましょうか」と申し出る
△ (C)はたしてどんな成り行きになるのか「観察モード」に切り替える
解説
世の中には、人に親切にすることを「損」だと捉える人がいます。そういう人は納得できないかもしれませんが、ここはBこそが、総合的に考えてもっとも「得」な対処法と言えるでしょう。とりあえず静かになるし、人助けをした気持ちよさも味わえます。
いわゆる「ガチ中華」の店では、日本語での意思疎通が難しいことが少なくありません。そういうところもまた風情という前提で行くわけなので、店側が対応できないことを責めるのはお門違いです。
隣りの客にAの提案をされたら、ご夫婦としてはさぞ気分が悪いでしょう。不測の事態に遭遇したときにCのような切り替え方をするのは、生活の知恵ではあります。