仕事の鉄則写真はイメージです Photo:PIXTA

4月も終盤。これから長期休暇に入るという人も多いだろう。休み前、無意識に言いがちな仕事を先送りするフレーズに注意したい。

ダイヤモンド・オンライン会員限定で配信中の本連載をまとめた電子書籍『結果を出す人の仕事術』(石倉秀明著)の発売を記念して、特別編をお届けする。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)

長期休暇前に言いがちな
NGワードとは?

 今年もゴールデンウイーク(GW)の時期が近づいてきました。

 長期休暇の前に気を付けたいのは、取引先など仕事の関係者に休暇で連絡がつかない期間を早めに告知しておくこと。それに合わせて相手が仕事のスケジュールを組み直さなければならないこともあり得るので、早めに共有しておくのがいいでしょう。

 また、休みが近づいてくると、さまざまな場面で「休み明けに検討しましょう」となりがちです。もちろん、作業量が多かったり時間がかかったりするものはそれでいいと思うのですが、意外と「今話せば決まる」ケースもあります。

 変に先延ばしにせず、できることはすぐに対応しておいたほうがいいです。長期休暇を挟むと、「これってどういう状況だったけ……?」という整理から入ってしまい、かえって時間がかかるかもしれません。

 個人のタスクも同じ。簡単にできることは「GW明けにやろう」と先延ばしにせず、休み前に対応しておくのが吉です。

 また、長期休暇が明けると、休みボケが直らずなんとなく仕事のやる気が出ない……という人もいるでしょう。

 そういう人がチームにいる場合、リーダーはきちんとタスクを渡してあげることが大切です。放っておくのはNG。任された仕事に取り組んでいるうちに、やる気が出てくることも多いと思います。

石倉秀明(いしくら・ひであき)
山田進太郎D&I財団 COO。2005年に株式会社リクルートHRマーケティング入社。その後、リブセンス、DeNA、起業などを経て2016年より株式会社キャスター取締役COOに就任(2021年より取締役CRO)。2023年10月の東証グロース市場上場に貢献し、2023年12月からは働き方について研究、調査を行うAlternative Work Labを設立し所長就任(現在も兼任)。FNN系列「Live Newsα」、AbemaTV「ABEMAヒルズ」レギュラーコメンテーター。著書に『コミュ力なんていらない 〜人間関係がラクになる空気を読まない仕事術〜』(マガジンハウス)、『これからのマネジャーは邪魔をしない。』(フォレスト出版)、『THE FORMAT 文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)など。
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