対面なり、オンラインなりで、英会話サービスを受けるときに、やる気が持続するアウトプット環境を整えるという点で、2つ考えておくべきポイントがあります。

 まずは、英会話サービスに加えて、前述のような英会話の機会も同時に模索しておくこと。

 英会話サービスは、英語学習者にチューニングされた「人工的な」英語の機会にすぎません。トレーニングを受けた講師が手取り足取り教えてくれる。同じような日本人の生徒さんもおり、相手にあまりうまく伝えられなくても、こちらの言いたいことを理解してくれる。

 そういうお膳立てがある中でうまく喋れるような気になっても、実践の現場に出たら、全く通用しないなんてことがしばしば起こるのです。

 英会話サービスは自分の苦手な英語スキルをブラッシュアップするのに非常に効果的ですが、さらに実践的なアウトプットの機会も作って、バランス良くトレーニングしていきましょう。

英会話サービスで
活用したい“隠れたおまけ”

 次に、英会話サービスを使うときに、同じサービスを使っている人たちのコミュニティがあるかどうかに注目しましょう。英会話教室であれば、その教室に通う仲間たちの集いであったり、オンラインのものであれば、オンラインコミュニティであったり。

 そうしたコミュニティが活発なところに入って、どんどん友達を増やしていきましょう。近所の英語教室であれば、そこに通う他の人たちや、そこの講師の先生たちとのパーティーや食事会。そういったものにどんどん参加していきましょう。オンラインであれば、オンラインでつながりながら、オフ会などにも積極的に参加しましょう。

 そうした機会に、同じような英会話の悩みを持った人たちから学びがあったり、英語を使って練習するパートナーが見つかることもあります。講師の皆さんが、コミュニティにいる場合などは、授業外で英語を話すチャンスもあったりします。

 英会話サービスの隠れたおまけはその周りのコミュニティです。しっかり活用していきましょう。