最初にいらっしゃったお客様とのやり取りはこんな感じ。

「ビール2つ」
「1800円になります。お支払いは?」
「ペイペイで」
「では、こちらにかざしてください。はい、ありがとうございます」――。

 超スムーズに接客できて、幸先いいスタートが切れました。

 ドリンク担当に「生2つ、お願いします!」とコールするとすぐに出してくださり、それをお客様にお渡しして対応完了。すぐ次のお客様の接客に移ります。

 フード系はベーシックな商品はレジに立つ僕らの後ろに並べてあり、注文を受けたらそれを取ってお渡し。ドリンク系やちょっと手のかかるフードはドリンク担当やフード担当に作ってもらい、それをお渡しする流れです。提供まで時間がかかる場合はお店の横のスペースで待っていただき、出来上がったらレシートに書いてある番号でお呼びしていました。

大谷翔平擁するドジャース戦!
ドームは満員、レジも大行列

 実は、バイトに入ったこの日は“特別な日”でもありました。

40代タイミーおじさんが「大谷翔平」凱旋試合で初バイト!→レジの大行列が一瞬で消えた納得のワケ東京ドーム Photo:PIXTA

 この日行われた試合に登場したのはなんと、あの大谷翔平選手を擁するMLBロサンゼルス・ドジャース!

 多くのスター選手が出場するということもあって、チケットはもちろん完売。試合開始までかなり時間があるのにフードエリアにどんどんお客様がやってきます。

 僕らのレジの前にもあっという間に大行列ができました。なるべく早くご提供をしなければと思いつつも、「落ち着いて、一つ一つ丁寧に」というファミマのレジ業務で先輩バイトさんから教わったことを思い出し、確実な対応を心がけていきました。