考え方としては、玄関のダブルロックと同じです。
窓ガラスを割って侵入できると思っていた実行犯は、補助錠を見てがっくりするはずです。
補助錠にはいくつか種類があるので、紹介しておきましょう。
(2)ロック付きストッパータイプ……ストッパータイプにロック機能が付いたものです。ロック機能があるので、専用のカギや道具がないと取り外せません。ロック付きも両面テープで貼ったり、サッシに挟んだりするだけなので、誰でも取り付けられます。
(3)ロック付きクレセント……錠既存のクレセント錠にロック機能を付けるタイプです。この補助錠を使うと、普通は簡単に解錠できるクレセント錠が開けられなくなります。このタイプは、既にあるクレセント錠と取り替える必要があります。

補助錠は安いものだと100円ショップでも取り扱っています。100円ショップのものは防犯力が高いとは言えませんが、付けないより付けたほうが大幅な時間稼ぎになります。
保護フィルム+補助錠で時間を稼いでいる間にパトカーが駆けつける、という展開が理想的です。

佐々木成三 著
補助錠も、迷ったらCP認定品を選びましょう。
補助錠は、窓の防犯力を格段に上げます。時間稼ぎのためにも、必ず付けてほしい仕掛けです。
保護フィルム、補助錠以外の窓対策としては、窓そのものを攻撃されないように、窓の外側に面格子を付けたり、雨戸を取り付けたりするのも有効です。
強盗事件がメディアで騒がれるようになって雨戸を閉めるのが習慣になったという人もいるようですが、それだけでも十分な対策です。雨戸をこじ開けて、窓を割ってという行為は、かなりの時間がかかります。