「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになりたい」「韓国アイドルの話していることを聞き取りたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。今回は、『韓国語1年生』著者で、人気ブログ「ハングルノート」管理人のハングルノート加藤氏に「韓国語の勉強に挫折した瞬間」を聞いてみた。

韓国語の会話、韓国エンタメを楽しめるようになるまで苦節10年…
韓国語を勉強して、韓国で生活したり、韓国の方と日常会話を楽しんだり、韓国ドラマや映画、コメディ番組を楽しめるようになりましたが、ここまで来るのに10年もかかりました。
その間には何度も挫折を繰り返して、時には長期間勉強から離れてしまう時期もありました。
これから韓国語を勉強する方や勉強を始めたばかりの方の参考になるよう、僕が韓国語学習につまずいた3つの挫折ポイントと、それを乗り越えるための簡単なコツをご紹介します。
挫折ポイント①「韓国語の文字の読み書き」でいきなりつまずいた!
まず1つ目の挫折ポイントは「韓国語の文字の読み書き」です。
僕がはじめて韓国語の文字「ハングル」を見たときは、縦や横の棒、円が並んでいるただの記号にしか見えませんでした。
日本語ではどちらも「オ」と読む「오」と「어」や、どちらも「エ」と読む「애」と「에」があったりして、文字を覚えるだけでもなかなか苦戦しました。
「よし! 覚えた!」と思って次のステップに進んでも、「あれ? この文字ってなんだったっけ?」と忘れてしまい、なかなか韓国語の文字をスラスラ読むことができずに諦めてしまう方も多いのです。
僕自身、何度も何度もハングルを覚えたと思っても間違えてしまったり、思い出すのに時間がかかったりして、スラスラ読めるようになるまでには何年もかかりました。
最初から完璧に覚えなくていい! 「ふりがな」を振ってもOK!
もし、ハングル苦手だな~、覚えるのが大変そうだな~と思う方は、「最初から完璧に覚える必要はない」と思っておきましょう。
それに、慣れるまではハングルに「ふりがな」を振ってもOK!
覚えたときにふりがなを外していくと、ふりがながなくても読めるようになります。

「完璧に覚えなきゃ!」と気合いを入れすぎるよりも、「ちょっとくらい間違えてもいいや!」くらいの気持ちで勉強を進めていくと、つまずくことなく次のステップに進むことができます。