もうすぐ新年度。「今年こそ韓国語を覚えて話せるようになりたい」「韓国ドラマを字幕なしで楽しみたい」と、韓国語の習得を目指している人もいるかもしれない。そんな人におすすめなのが、『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている一冊。今回は著者のハングルノート加藤氏に「韓国語がどんどん身につくおすすめの勉強法」を聞いた。

【知識ゼロでも大丈夫!】韓国語が一気に身につく「3つのコツ」とは?Photo: Adobe Stock

韓国語をゼロから身につけるコツを3つ紹介!

これから新学期が始まり、新しいことに挑戦したい方も多いはず。
今回はこれから韓国語を勉強し始めたばかりの方が、一気に韓国語力を上げる勉強法をご紹介します。

①韓国語の文字(ハングル)にふりがなをふって覚える

【知識ゼロでも大丈夫!】韓国語が一気に身につく「3つのコツ」とは?

韓国語の学習書やネットの情報の中には「韓国語の文字(ハングル)にふりがなをふっちゃダメ」「ふりがながふってある本を買ってはいけない」と書いてあるものもあります。

たしかに、ふりがなに頼りすぎると日本語っぽい発音になってしまうこともあるので、ふりがなをふらないほうがいい説にも一理あります。

ただ、韓国語の文字がまったく読めないときに、ふりがなをふってはいけない、となると、一気に勉強のハードルが上がりますよね。

だから、僕はこれから勉強する方にはぜひ、「韓国語はふりがなをふって勉強していい!」と声を大にして言いたいです。

ふりがなは「補助輪」

はじめて自転車に乗る練習をするときを想像してみてください。

最初から自転車にスムーズに乗れる人はどのくらいいるでしょうか。

多くの人はうしろから自転車を支えてもらったり、補助輪をつけて自転車の練習をし、徐々に支えがなくても自転車に乗れるようになります。

はじめから支えや補助輪なしだと、転んだりしてうまく乗れないので、乗る感覚をつかむ前に練習が嫌になったり、最悪の場合あきらめてしまったりすることもあります。韓国語の勉強も同じです。

韓国語の文字は最初のうちは「記号」に見えることも

【知識ゼロでも大丈夫!】韓国語が一気に身につく「3つのコツ」とは?

韓国語の文字「ハングル」は「안녕하세요.」(アンニョンハセヨ:こんにちは)のように縦や横の棒、円が並んでいるので、見慣れてない状態では文字というより記号に見えます。

そこで「ふりがな」という補助輪があれば、ハングルの文字を覚えるときに支えてくれます。

ハングルを覚えてきたなと思えたときに、徐々にふりがなを外して韓国語を勉強するようにしましょう。

最終的にふりがなを見ないようにしたほうがいい理由は、ふりがなだけ見て発音していると、なかなかハングルを覚えることができなかったり、発音が日本語寄りになってしまったりすることがあるからです。

ふりがなを消したせいで読み方を忘れてしまったときは、ふりがなをふり直して、覚えたら消してを繰り返しましょう。