挫折ポイント②聞き取れない、うまく発音できない
2つ目の挫折ポイントは「聞き取れない、うまく発音できない」ことです。
はじめて韓国に行ったときのこと。コンビニや飲食店でお会計を済ませ店を出るときに、店員の方が「アンニョンハセヨ(안녕하세요.)」と言っているように聞こえました。
「アンニョンハセヨ」は「こんにちは」という意味なので、「えっ? 帰るときも“こんにちは”って言う文化なの?」と思っていたのですが――実はちがったんです。
お店の方が言っていたのは、「さようなら(直訳:無事に行ってください)」という意味の「アンニョンヒ カセヨ(안녕히 가세요.)」でした。
「勉強用の韓国語」と「リアルな韓国語」はちょっとちがう?
「アンニョンヒ カセヨ(さようなら)」と「アンニョンハセヨ(こんにちは)」。
どちらももともと勉強していたフレーズでしたが、現地の人が話す韓国語は、勉強用で聞いていた音声よりも話すスピードがかなり速く、うまく聞き取れませんでした。
また、飲食店などでがんばって韓国語で注文しても、発音が上手でなかったせいか、店員の人と会話が全然通じないことが何度もあり、心が折れかけました。
相手の言葉がよくわからなかったときは、「え?」と聞き返す
相手の言葉が聞き取れないときに身につけた僕なりの技があります。
うまく韓国語が聞き取れなかったら、「なんて言いました?」と聞き返す感じで「え?」とリアクションすればいいんです。
そうすると、相手はもう一度言ってくれたり、言い方を変えてよりわかりやすく話してくれることもあります。
日本語でも、相手の言っていることが聞き取れなかったら「えっ?」って言いますよね。
母語でさえ聞き取れないことがあるんだから、外国語で聞き取れないのは当たり前です。
自分の韓国語がうまく伝わらなくても「聞き取れない相手が悪い!」ぐらいの強気な姿勢でいこう
自分が話した韓国語が相手に通じなかったときも、必要以上に落ち込まないでください。
「聞き取れない相手が悪い!」くらいの気持ちで話してみましょう(笑)。
何度も言い直せば伝わることもありますし、一文字ずつゆっくり話すことで、きちんと理解してくれることもあります。