「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになりたい」「韓国アイドルの話していることを聞き取りたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。「ひとことでも韓国語を聞き取りたい! 話したい!」という方のために、話題のドラマ『イカゲーム』 シーズン3から印象に残るセリフを、『韓国語1年生』著者のハングルノート加藤氏に聞いてみた。

『イカゲーム』シーズン3から学ぶ! 印象的な韓国語フレーズを紹介
世界的大ヒット作『イカゲーム』の最終章『イカゲーム』シーズン3が公開され、配信翌日にはNetflixのテレビ部門で93カ国すべての地域で1位を獲得しました。
最終章の評価は賛否さまざまですが、シリーズを通して多くの人を魅了している作品と言えるでしょう。
今回は、そんな『イカゲーム』シーズン3に出てくる印象的な韓国語フレーズをご紹介します。
① ごめんなさい:ネガ チャルモッテッソヨ(내가 잘못했어요.)

許しを請う場面でたびたび出てくるフレーズが「ネガ チャルモッテッソヨ(내가 잘못했어요.)」。
このフレーズは「ごめんなさい」という意味です。
「ネガ(내가)」=「私が」
「チャルモッテッソヨ(잘못했어요.)」=「悪かったです」
で、直訳すると「私が悪かったです」となります。
自分の非を認めて謝るときに使われる表現です。
「あれ? 韓国語で『ごめんなさい』って『ミアネヨ(미안해요.)』や『チェソンハムニダ(죄송합니다.)』じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
どれも正解です。
「ミアネヨ(미안해요.)」は親しい相手に対して使う「ごめんなさい」。
「チェソンハムニダ(죄송합니다.)」は目上の人やビジネスの場で使う丁寧な謝罪の表現で、「申し訳ありません」という意味です。
② 約束しました:ヤクソケッソヨ(약속했어요.)

「ヤクソケッソヨ(약속했어요.)」は、「約束しました」という意味。
『イカゲーム3』のとある重要なシーンで出てきます。
「ヤクソク(약속)」は日本語の「約束」と同じ意味を持ち、発音も似ています。
「ヘッソヨ(했어요.)」は「~しました」という意味で、組み合わせると「約束しました=ヤクソケッソヨ」となります。
韓国語には漢字語に由来する語彙が多く、「ヤクソク(約束)」もその一つ。日本語と同じ漢字に由来しており、意味も同じなので覚えやすいですね。
③ (命を)助けてください:サルリョ ジュセヨ(살려 주세요.)

「サルリョ ジュセヨ(살려 주세요.)」は、「(命を)助けてください」という意味。
「살려(サルリョ)」は「助けて」、「ジュセヨ(주세요)」は「ください」を意味します。
命乞いの場面で使われているので、これからドラマを見る方はぜひ注意して聞いてみてください。
「助けてください」と言いたいときに使える表現ですが、このフレーズは、命の危険を感じたときに使われるものです。
一方、何か作業を手伝ってほしいときなど、一般的な「助けてください」は、「トワジュセヨ(도와주세요.)」を使います。場面によって使い分けが必要です。
いかがでしたか?
同じ「ごめんなさい」や「助けてください」でも、状況によって使う表現が異なるのが韓国語のおもしろいところです。こうした違いを楽しみながら、『イカゲーム』シーズン3をぜひ堪能してみてください。
『韓国語1年生』では、韓国ドラマのセリフやK-POPなど、身近なコンテンツを通して楽しく韓国語を学ぶ方法をたくさん紹介しています。
ちょっとでも韓国語に興味を持ったタイミングで始めてみると、勉強もモチベーションも無理なく続けられますよ。