トランプ米政権からリベラルすぎるとして批判を受けているハーバード大学の幹部らが、これに対応するためのプログラムを検討していることが分かった。事情に詳しい関係者らによれば、同大学はスタンフォード大のフーバー研究所をモデルとするような保守派研究センターの設置を協議している。この構想は数年前から学内で検討されていたものの、2023年末の親パレスチナ派による抗議活動を受けてキャンパスに混乱が生じたことで、このところ勢いが増しているという。事情に詳しい関係者によると、ハーバード大は潜在的な寄付者らとすでに協議を実施。関係者らは、このようなセンターの設立には5億ドル(約730億円)から10億ドルの費用がかかると試算している。