マネジメントの役職とは
関係がないけれど大切な能力
●ジェネラティビティの発揮方法
ジェネラティビティは、マネジメント上の役職とは関係がないものであり、管理職でなければ発揮できないということはありません。役職についていなくても、ある人がいるチームで育ったメンバーはめきめき活躍している、ある人のそばにいると若手がどんどん成長している、そんな育成能力を持つ人もいます。
そこまでのことができなかったとしても、後進の人たちに何か聞かれたら心を開いて教えてあげましょう。若い人が職場で辛そうにしていたら、声をかけたり、気にかけてあげたりしましょう。それは自分の発達課題をクリアするためにも大事ですし、そうすることで、周囲からの期待に応えることにもなります。
●人脈課題の解決策
人脈形成については、アンラーニングと同じで、多様な人々との接点を意識的に作ることが重要です。
年齢層がバラバラで、異なる会社、異なる職種の人たちが集まるコミュニティに参加することで、自然と新しい人間関係を構築するスキルが身につきます。昔は地域の集まりやPTAなどがそうした機能を果たしていましたが、最近は希薄になっているため、自分から積極的にそうした場を見つけて参加する必要があります。
これら3つの課題をクリアできれば、現在の会社でも「できる人」として認められ、転職市場でも評価され、今の会社であれ、転職先であれ、活躍できる道筋が見えてくるはずです。
