総予測2026Photo by Masato Kato

KDDIの参画で新経営体制に移行したローソンは、2025年にテクノロジーの実装に向けて本格的に動きだした。これから、加盟店の店舗はどう変わっていくのか。特集『総予測2026』の本稿では、竹増貞信社長が省人化を実現するための具体的な施策を明かす。また、日中関係の緊張による中国出店への影響にも言及した。(聞き手/ダイヤモンド編集部 下本菜実)

下期を楽観視していない
商品はメリハリをつける

――2025年はどのような年でしたか。

 24年の9月から新経営体制に移行し、KDDIにも本格的に経営へ参画いただいた。25年はわれわれが「リアルテックローソン」に変わっていくことを掲げた年でした。

 リアルな温かさをきっちりと担保しながら、それを守るためにテクノロジーやデジタル技術を使って生まれ変わっていく。ローソンが求めていたものとKDDIがわれわれに求めるもの、それからお客さまとの接点、そういったことも含めて、非常にマッチしたパートナーシップだと思います。

 そこにサプライチェーンを中心に一緒にやって来た三菱商事も残り、3社で新しい社会課題の解決に挑んでいく。25年は新しい体制の元年で、さらにローソンの創業50周年も重なり、加盟店も含めてみんなで盛り上がっていい結果を出すことができたと思っています。

――25年度の上半期(25年3月~8月)決算では、営業収益と事業利益共に過去最高となりました。下期をどう予測していますか。

 25年度の上期は最高益を更新しましたが、やはり今後は先が見えないと思っています。10月以降の実績が発表されていますが、上期よりも苦戦気味で着地している。

 気温が低かったことや、雨が降る週末が多かったことなど、天候要因もありますが、社会の雰囲気が上期と比べて落ち着いてきているように感じます。物価も上がってきているし、消費者の皆さんは「来年はどうなるんだろう」と感じている。それもあって下期は全く楽観視していません。

 商品企画はメリハリをつけて展開していきます。なんとか工夫をして価格を抑える商品と、「盛りすぎチャレンジ」のようなワクワクしていただける商品や企画を両立していく。日常の中で楽しんでいただける商品や企画を一生懸命考えて、われわれも楽しみながら、実行していきます。

――KDDIと実験しているテクノロジーは、どのようなものから加盟店の店舗に実装されていくのでしょうか。

ローソンはKDDIと共に、どのようなテクノロジーをコンビニの店舗に実装していくのか。次のページでは、竹増社長がその具体的な内容を明かす。また、金利上昇の影響、日中関係の悪化が中国での出店計画に与える影響について言及した。