写真:サワイグループホールディングス提供
ジェネリック医薬品(後発品、後発医薬品)大手の沢井製薬(サワイグループホールディングス子会社)は今期、治療用アプリに新規参入した。狙いは何なのか。連載『製薬フロンティア』の本稿では、木村元彦社長が参入の意義や本業とのシナジー効果を語った。さらに業界再編における自社のポジションや方針も述べた。(聞き手/ダイヤモンド編集部 土本匡孝)
デジタル医療機器へ本格参入
「未開拓の領域でチャンスあり」
――ジェネリック医薬品大手の沢井製薬(サワイグループホールディングス〈HD〉子会社)が、治療用アプリ(プログラム医療機器の一種)に新規参入した理由とは何でしょうか。
サワイグループHDの長期ビジョン「Sawai Group Vision 2030」において、ジェネリック医薬品に次ぐ第2の柱として「デジタル医療機器」を掲げています。2025年9月に発売した減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」(CureAppが製造販売承認を取得、沢井製薬が販売ライセンス取得)は、われわれにとって初めての治療補助アプリの販売であり、デジタル医療機器へ本格的に参入したことを意味します。
普通の医薬品は随分と市場が混雑しており、まだ成長が期待できる未開拓の領域に参入すればチャンスもあると考えました。将来のグループ全体の収益、それから社会貢献、この辺りの幅も広がってくるかなと。
サワイの治療用アプリ参入の目的は、第2の柱を構築するだけではなかった。次ページでは、木村社長が別の理由を明らかにするとともに、ジェネリック医薬品業界再編における自社の立ち位置や、今後のメーカー数減少のトリガーについて言及している。







