外食バトルロイヤル:ゼンショーHD小川賢太郎Photo:JIJI

ゼンショーホールディングス(HD)は4月7日、創業者の小川賢太郎氏が死去したと発表した。同氏は1代にしてゼンショーHDの連結売上高1兆円を達成するなど、国内外食業界のトップに君臨。ココスやロッテリアなどに次々と買収を仕掛け、拡大路線をけん引してきた。すでに社長の座は息子である洋平氏に譲っているが、絶対的なカリスマを失ったゼンショーHDは今後、改めて真価を問われることになりそうだ。連載『外食バトルロイヤル』の本稿で、賢太郎氏の功績を振り返る。(ダイヤモンド編集部 大日結貴)

ゼンショーHD小川賢太郎会長が急逝
業界初の連結売上高1兆円を達成

 4月6日、ゼンショーホールディングス(HD)の創業者であり、同社代表取締役会長の小川賢太郎氏が死去した。享年77歳だった。

 ゼンショーHDは牛丼チェーンのすき家や回転ずしのはま寿司のほか、なか卯、ゼッテリアなどを運営する、日本最大の外食企業だ。日本の外食企業で初めて連結売上高1兆円、そして時価総額1兆円を達成。賢太郎氏は、平成から令和にかけて、デフレが進行していた厳しい景況の中でも売上高を拡大させた、日本を代表する外食経営者だった。

 賢太郎氏は2025年6月にゼンショーHD社長を次男の小川洋平氏に譲って会長に退いていた。世代交代を進めていたとはいえ、同社の精神的支柱として成長を引っ張ってきた賢太郎氏が亡くなった影響は、決して小さくないだろう。

 次ページでは、一代でゼンショーHDを業界トップ企業に成長させた賢太郎氏の功績を振り返るとともに、同社の今後を展望する。