26年 給料ランキングPhoto by Koyo Yamamoto

2025年3月期の大手自動車メーカーの平均年収は、全社で前年度を上回った。しかし、26年3月期は、6社が増加した一方、4社が減少し、明暗が分かれている。1位のトヨタ自動車は、平均年収が1000万円を突破した一方で、2位以下のメーカーの間では、逆転劇が起きた。そして、「増加額も増加率もトップ」の“攻めの賃上げメーカー”も浮かび上がった。特集『給料ランキング2026』の#1では、自動車メーカー主要10社の最新の給与ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

自動車メーカーの平均年収に明暗
前年の全社増加から一転、今年は4社減少

 日系の自動車メーカー主要9社の全社で平均年収が増えた前年度から一変、2026年3月期は業績によって「明暗」が分かれた。

 25年3月期、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、スズキ、マツダ、SUBARU、三菱自動車、いすゞ自動車、日野自動車の主要9社は、前年度比で全社において平均年収が増加していた(三菱ふそうトラック・バスは当時、非上場のため開示なし。26年4月に日野と統合し、上場するARCHIONの傘下になった)。

 ところが、26年3月期の平均年収は6社が増加する一方、4社で減少した。年収の増減要因を個社ごとに見ると、経営体力などが「年収事情」に表れている。

 業界トップのトヨタは、24年3月期から26年3月期まで3期連続で、3.8兆円超の純利益を上げている実績を反映し、平均年収1000万円を突破した。実はその裏で、「ある逆転劇」が起きた。また、「増加額も増加率もトップ」の“自動車メーカー”も判明した。いったいどの自動車メーカーか。

 ダイヤモンド編集部は、有価証券報告書を基に、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダ、SUBARU、三菱自動車、いすゞ、日野、三菱ふそうの10社の年収を分析し、給与ランキングを作成した。

 次ページでは、自動車メーカー10社の最新年収ランキングと共に、年収増加率やコロナ禍前からの年収の推移を公開する。