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総じて堅調な業績で推移している製薬各社は、ジェンダーギャップの是正にも力を入れている。しかし、状況はまだ道半ばだ。連載『製薬フロンティア』の本稿では、主要製薬会社(武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬、第一三共、中外製薬、エーザイ、協和キリン、小野薬品工業、塩野義製薬、住友ファーマ、ロート製薬)の女性管理職比率と男女間賃金格差の順位を明らかにし、製薬業界の「ジェンダーギャップ」の現在地を見ていく。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)
新卒採用の男女比が半々の会社も
KPI設定で各社格差解消を図る
主要製薬会社は軒並み、社員の性別構成において男性が過半数である。一方で、新卒採用に限るとアステラス製薬、ロート製薬などで男女ほぼ同数になっており、将来的には「男性過多」の環境は落ち着く見込みである。
そうした中で各社はジェンダーギャップ解消を推進しており、中には重要業績評価指標(KPI)を設けている社もある。
例えばエーザイは、2028年度時点の女性管理職比率を21%とする目標を掲げている。また、中外製薬では女性管理職の後継候補人材に対して役員が育成と登用を支援する制度を設けたり、管理職が女性社員のキャリア面談の場を積極的に設けたりしている。こうした取り組みにより女性マネジャー比率を25年度までの3年で15.9%から19.2%まで引き上げた。
ただ、取り組みはまだ始まったばかり。それでは、製薬各社のジェンダーギャップは現状どの程度あるのだろうか。ダイヤモンド編集部は、各社の女性管理職比率と男女間賃金格差の数字を入手し、その格差をランキング化した。次ページで、その詳細を見ていこう。







