14%という割合に対して、ただそのまま「14%」と受け止めるのと「約7人に1人」と受け止めるのでは、数値に対する具体的なイメージが違ってきます。
 「約7人に1人」と受け止めたほうが、その数値に対するイメージが明確になります。

 数値に対して明確なイメージを持つことができれば、その数値をもとにした分析もシャープなものになります。
 そういう意味でもさまざまな数に対して、できるだけはっきりとしたイメージを持つようにしてきたいものです。

 今回の記事の前半ではポイント還元と値引きについて、後半では計算における暗記の重要さについてお話しました。

 「ポイント還元と値引き」のような数字のカラクリに気付かぬまま、知らないうちに損をすることのないように、数字のウラを見抜く目を養っていきましょう。

 数字のウラを見抜き、数字に強くなるための手段の一つが、計算力を鍛えることです。
『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方―「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニック』では、計算力を磨くために今すぐ使える34の技について解説しています。

 今日で連載はいったん終わりますが、数字に悩まされたり、数字のせいで損をしないためにも、楽しみながら計算力を伸ばしていきましょう!


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