今回、JTBが「6つの基準」を打ち出したのは、品質と安心感でオンラインと差別化できると判断したためだ。

 オンライン旅行会社の予約では、現地を訪れてみるとイメージとは違っていたり、候補が多すぎて決めるのに苦労したりすることがある。それに対して、旅行会社での店頭なら、迷っている客にファミリーや友達同士などといった旅行の目的にあわせてホテルや旅館を提案することができる。

 そして、「6つの約束」で品質を保証することによって、旅行単価を上げることができる。

 JTBは今のところ明確にはしていないが、消費増税後も旅行需要は堅調とみているようだ。シニア層の需要が底堅いためだ。海外旅行は円安と、新興国の旅行会社とのホテルの客室確保競争の激化でツアー単価は上昇している。需要が海外旅行から国内旅行へ移るとみて、国内旅行で収益確保に動きはじめた。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子)

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