一人飲みは、
飲まない人に比べ、リスクが倍にも!

 面白いことに「一人で飲むより、みんなで楽しく飲む」と老化や病気になるリスクが少なくなるのです。お酒の場合、飲むときのメンタル面が大きな要素になるのです。ストレスを抱えて一人で鬱々とのむと悪酔いするとよく言われますが、実際、そうなのです。

 週に300g未満であれば、「みんなで楽しく飲んだ」人は全く飲まない人より、脳梗塞や脳出血など脳血管疾患の発症リスクが低いというデータもあるほどです。週に300gなら、結構お酒が楽しめますよね。週、300g~449gでも、「みんなで楽しく」飲むなら発症リスクは飲まない人と同じくらいです。

 ところが、一人飲みの人は、週300g~449gで脳血管疾患の発症リスクが飲まない人の倍くらいになるのです。

 また別の調査では、ほぼ毎日お酒を飲んでいても、健康的な適量(純アルコールで20g)なら、全く飲まない人に比べて、高齢になっても生活機能レベルが落ちていないことが報告されています。ただし、日本人はお酒に弱い体質の人も多いですから、無理に飲むことはありません。くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

 お酒でもうひとつ気をつけたいのは、お酒を飲むと食欲が増進し、ついおつまみや食事を食べすぎてしまうことです。

 唐揚げやコロッケ、焼き肉、チーズがたっぷりのったピザ等々、高カロリーや糖化につながる高GI(GI値=グリセミック・インデックス値。食後の血糖値の上昇を数値化したもの)食品は、不思議とお酒には合いますよね。ただし、ビールや日本酒、ワインなどと一緒にたくさん口に入れれば、糖化への道まっしぐらです。おつまみのメニューやお酒の組み合わせ方を上手に選んでみましょう。

 また、「懐石食べ」のように、サラダやおひたし、和え物など食物繊維の多いものや豆腐など大豆製品をはじめに食べ、その後にお刺身や肉などを取るという作戦もありますね。知恵を使って、お酒をより楽しい場にすることがお勧めです。