特に農民出身の豊臣秀吉は若い頃、蒜を数珠つなぎにして首から下げ、それをかじりながら戦っていたとか。

 あのバイタリティーと頭のキレは、蒜のおかげだったのかも知れません。

鯛の天麩羅にんにく添え
【材料】鯛の切り身…2切/にんにく…2片/小麦粉…60g/卵…1/2個/冷水…100ml/揚げ油…適量/塩、醤油、煎酒、天つゆなど…適量
【作り方】 ①鯛の切り身は2~3等分し、中骨を抜き、軽く塩を振って15分程度置く。②小麦粉をふるい、卵と冷水を入れて混ぜる。③1の水気をぬぐってを2に絡ませ、180℃に熱した油でからりと揚げる。おろしにんにくを添えて、お好みの調味料でいただく。

 また、健康オタクで、自身で薬草も調合した徳川家康も蒜が好物だったらしく、かつては死因とされた「鯛の天麩羅の食べすぎ」も(今では胃がん説が有力です)、詳しくは鯛の天麩羅におろしにんにくをたっぷり乗せて食べていたそうで、これも再現&試食してみると大変美味しく、家康が食べすぎた気持ちが分かるようでした。

 寺や武家では禁じられているとはいえ、庶民はその限りではありません。

 『大和本草』に、「にんにくは悪臭甚だしいが効能が多く、人家に欠くべかざるもの」とされ、病の際や、肉体労働者の間では欠かせないものとされており、『料理物語』にも蒜の食べ方として、「汁。さしみ。なます。みそ。すいくち。」が挙げられています。