プラモ作りのシンナー臭い(吸っていたわけではない)子ども部屋からぐっと離れて辿り着いたここは、おいしそうな匂いが立ちこめる台所。はい、おせち料理でゴザイマス。真夏にすみません。

 おせち料理の四段重ねお重の内訳を、プラモデルの組立図のようにビジュアルで表したインフォグラフィックです。

 そしていつもと趣向を変え、インフォグラフィック作成用にデザイナー小宮山さんに渡した【参考画像】が面白いので先にお見せします。どうぞ。おせちの詰め方です。これについての詳しい説明はあとにします。

「プラモ」と「おせち」は遠くない
好きだからこそ見立てる発想が湧く

 プラモも好きですが、おせちも好き。ただし、食べるのではなく構造! あの、狭い場所にぐぐっと押し込められつつも有機的に並んでいる見た目にグッと来てしまう。子どもの頃から、一種の現代アートを眺める感覚で見ていた。

 よって、この2つの合体は、起こるべくして起こったと言っていいでしょう。ある対象を別のジャンルの何かに見立てようと考えた時、やはり、好きなもの、興味あるものへ、すっと発想がつながっていく確率が高いと感じます。

 ではいつものように、どうやって発想していったかを順に説明していきます。

 この作品の見立てへの入り方は、おせち側からではなく、プラモ側からでした。まず最初に<プラモデルの組立図が好きだ><メカニカル臭がぷんぷんと漂うあの構造を生かしたインフォグラフィックを作りたい>から始まった。