電車の中の6ヵ月児はキョロキョロしている

 ある週末の朝、電車に乗りました。結構混んでいて、赤ちゃん連れのお母さんや家族も。隣に立ったお母さんも、赤ちゃんをだっこバンドで前に抱えていました。「誰も席を譲らないとは!」と憤慨しましたが、座っているのが子ども連れや年配者ばかりで、まあそこはヨシとしました。

 私はお母さんの斜め後ろに立っていて、ちょうど赤ちゃんの顔が見える位置です。混んでいるので本も読めず、仕方ないのでスマートフォンでもいじろうかと思いましたが、キョロキョロしていた赤ちゃんと、ふと目が合いました。なんとも、まん丸な顔で、唇はちっちゃく富士山型で、かわいいことかわいいこと。

(こももです。写真は本文の内容とは関係ありません)

 じ~っと見つめられたので、思わずそこから遊んでしまいました。

赤ん坊の集中が継続する時間は極めて短く、ほんの数秒変化がないと、飽きて次に向かいます。だから、子どもはテレビやビデオが大好きです。どんどん画面が変わって、刺激が続く*1)ので。

 でも電車の中には「変化」がありません。だから赤ちゃんは必死で顔を巡らせて、キョロキョロしているのです。

私は、この赤ちゃんの気を惹き続けるために、数秒ごとに「変化」をつけるべく、頑張りました。

・目を開けたり閉めたり
・笑ったり困ったり
・ほっぺたを膨らましたり口を尖らせたり

要は百面相です。都会の電車内でやるには多少危険な行為ですが、赤ちゃんの気を惹くためです。多少のリスクはとりましょう。赤ちゃんは、動くものが好きなのです。

*1 ただし、刺激が強すぎて受動的となり、脳の活動としては低下する。