1 『産業財マーケティング・マネジメントケース編)』
マイケル・D・ハット+トーマス・W・スベイ著
白桃書房/3990円/2012年7月
産業財・生産財のマーケティング文献は消費財と比較するとかなり少ない。本書はケーススタディが豊富で読みやすい貴重な1冊。
2 『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント〈第12版〉』
フィリップ・コトラー+ケビン・レーン ケラー著
Pearson Education Japan for JP/8925円/2008年4月
名著中の名著。分厚さに圧倒されるが、しっかり学んでおけば後々大きな財産になる。初版は1968年で古典に入るが、時代に合わせ、内容が増強されている。
3 『ザ・マーケティング』(基本編)
ボブ・ストーン+ロン・ジェイコブス著/神田昌典監訳
ダイヤモンド社/各3990円/2012年6月
近年発刊された中でも秀逸。全米トップクラスの大学・大学院で読み継がれている。ケーススタディから学べる実践書で、随所で応用が利く。監訳も興味深い。
4 『ニッチ』
ジェームズ・ハーキン著/東洋経済新報社/1890円/2013年1月
成長産業からいかにニッチ分野を見つけるか、がマーケティング成否のカギを握る。本書にはそのヒントが隠されている。
5 『実践ボトムアップ・マーケティング戦略』
ジャック・トラウト+アル・ライズ著/日本能率協会マネジメントセンター/1890円/2011年11月
アル・ライズはマーケティングの神様の一人(どの分野でも、神様を知るのが近道)。若いうちに読んでおきたい。このコンビの『ポジショニング戦略』も名作。
6 『マーケティングビギナーズ』
リチャード・ホール著/ピアソン桐原/1995円/2012年12月
装丁はコンパクトだが、ボリュームは満載。タイトルからするとビギナー向けの印象だが、
「優れたマーケター」とは何かを学ぶうえでどの層にも勉強になる。
7 『口紅は男に売り込め!』
高倉豊著/ダイヤモンド社/1575円/2012年6月
1. ライバルは見ない、2. 現場は見ない 、3. ロジカルに考えない。ベーシックには考えにくい戦略が列挙されている。「何だろう」と感じることがまずは重要だ。
8 『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』
MarkeZine編集部著/翔泳社/1890円/2012年10月
日本の先端マーケターが参考にしているマーケティング文献を知るためにも見ておきたい。序文は、あの『キャズム』の著者ジェフリー・ムーア。
9 『第四の消費』
三浦展著/朝日新聞出版/903円/2012年4月
筆者は伝説のマーケティング雑誌「アクロス」の元編集長。消費トレンドの現在・過去・未来が学べる入門本。
10 『12人の漁師たちを優秀なマーケターにする方法』
ジョー・ヴィタリー著/フォレスト出版/1680円/2012年8月
タイトルからは類推しにくいが、消費財関連のマーケターには相当役に立つだろう。タイトルを見て、おやっと思った書籍は、手に取ってみることを勧める。
(出所:『月刊 人材教育』)