NHK朝ドラの主人公「マッサン」は<br />なぜ本場じゃない日本で高品質ウイスキーを作れたかニッカ発祥の余市蒸溜所・正門

 そんななか日本のウイスキーは世界でも熱狂的な人気を集めています。まだ流通量が少ないという側面もあるのですが、少し高級なバーに行けば『山崎』(サントリー)『余市』『竹鶴』(ニッカ)といったジャパニーズウイスキーを見かけることができます。

 そもそもウイスキーには、諸説あるものの「五大生産地」と言われるものがあります。スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、そしてジャパニーズウイスキーです。

「Sake(日本酒)の産地である日本でどうしてこんな高品質なウイスキーをつくっているの?」

 というのはなかなか答えづらい外国人からの質問です。日本国内にいれば知らないで済まされることですが、一歩外国へ行けば自国のことを知らないのは恥ずかしいこと。

 改めて説明する必要もないかもしれないですが、一応の基礎知識からおさらいしておきましょう。

 ウイスキーは麦芽により穀類などを糖化、発酵させ、それを蒸留したものです。

「シングルモルト」や「ブレンデッドウイスキー」という呼び方はよく聞きますが、それは関わっている蒸溜所の数の違い。いくつかの蒸留所でつくられた原酒をブレンドすると『ブレンデッドウイスキー』、反対に単一の蒸留所でつくられた原酒を混ぜていけば「シングルモルト」になります。

 流通している割合としてはブレンデッドが9割、シングルモルトが1割ほどです。どちらにせよウイスキーは基本的には原酒をブレンドしてつくります。ブレンドの配合はウイスキーのパーソナリティを決める大きな要素です。

 ウイスキーを最初に生み出したのはアイルランド人。当時は嗜好品というよりも薬として修道士たちによってつくられていました。やがてスコットランドに伝わりスコッチウイスキーが生まれます。「ジョニーウォーカー」や「カティサーク」などが有名どころですね。