フォローのコツは、
「メリットを伝える→状況を尋ねる」
フォローの入れ方としては、
「先日、展示会のご案内をお送りさせていただいたのですが、もしよろしければお越しください。つきましては、いまの状況はいかがでしょうか? 前回お電話を差し上げたときは、『コスト削減に関心はない』とおっしゃっていましたが……」
こうしてメリットを伝えた後で、「状況を尋ねる」のがポイントです。
「御社のご状況はいかがですか?」
「どうしてこれまでは、導入されていないのですか?」
「ご同業の方にうかがいますと、このような意見が出ていますが、御社ではどのようにお考えですか?」
このように電話営業は、「面会をしたいので、時間をください」「直接お話をしたいので、訪問させてください」とアポイントの約束を取ることよりも、「状況はいかがですか?」と相手の状況をヒアリングすることに注力します。そして、自分(自社)に対する認知度が高くなってきてから、
「○○○に役立つ情報をお持ちしたいのですが、よろしいですか?」
「そろそろ、お会いしたほうがいい時期かもしれませんね」
と面談の約束を取りつけるようにします。継続フォローをしようとすると、どうしても時間はかかります。ですが結果的に、お客さまとの関係性を強固にすることができ、その後の成果にもつながりやすくなるでしょう。