期間限定のサードプレイス「3×3 Labo」
また、「3×3 Labo(さんさんらぼ)」という、期間限定のサードプレイスもあります。3×3 Labo は、2014年10月末から2016年3月末までの期間限定の登録制オープンスペースで、展示やイベント、ワークショップを通じて、大手町・丸の内・有楽町エリアのコミュニティ活動の活性化やビジネス創出につなげる取り組みを行なっています。
3×3 Laboは、エコッツェリア協会(一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会)が開設しました。3×3 Laboの運営には、一般社団法人企業間フューチャーセンターがあたっています。3×3 Laboでは、多くの対話のイベントが開催されています。基本的には、興味のある内容のイベントに誰でも参加でき、楽しみながら対話をすることができます。
筆者も、3×3 Laboで、先日「プロボノの未来」という対話の集まりに参加してきました。この対話の集まりは、フューチャーセッションと名づけられていて、参加者がわくわくするようなプロボノの未来について語り合います。
この時は、グループで、架空の未来のおしゃれなプロボノ雑誌の表紙を作成しました。参加者はすでにプロボノを行なっている人、興味がある人、プロボノという名前すらよく知らない人など、さまざまです。しかし、むしろいろいろな立場の人がいるからこそ、対話を通して互いに多くの気づきがあるのだ、と実感できる会でした。
cafeから始まるおもしろまちづくり「港南台タウンカフェ」
次に、地域に根づいたサードプレイスとして、「コミュニティカフェ」を紹介したいと思います。
コミュニティカフェとは、地域の居場所となり、地域での人と人とのつながりを育むための居場所として成り立つ場です。個人や団体などが自発的に運営することが多いようです。
コミュニティカフェの成功例として取り上げられ、多くのメディアで紹介されているのが、「港南台タウンカフェ」です。港南台タウンカフェは、横浜市のJR根岸線・港南台駅のほど近くに位置し、「cafeから始まるおもしろまちづくり」をキャッチフレーズに、地域の交流拠点になっています。屋外でイベントを行なう、地域情報サイト、情報誌を発行する、手作り品を売る展示ショップの機能を果たすなど、さまざまな取り組みを展開しています。