テレビがパソコンと簡単につながる!<br />にわかに普及する「HDMI端子」 それに加えて、HDMI端子は、パソコンにもどんどん搭載され始めている。これまで、パソコンをテレビに接続して使うユーザーはあまりいなかった。パソコン側の映像出力端子とテレビをつないでも、音声がテレビに出しずらい。また、アナログで接続しても、小さなマウスポインターを利用して操作したり、小さな文字を見るには画質が不足だ。

 ところが、普通の家庭でも30~40型ワイドの大画面テレビが当たり前のように置かれる時代になると、大画面でコンテンツを楽しみたいと思うユーザーが増えてくる。メーカーも、リビングに置くパソコンのモニターは液晶テレビを使おうとするのが普通の流れだろう。ちなみに、3~4年前までは、30型を超える大画面液晶を搭載した一体型の巨大なテレビパソコンが存在したが、今やほとんど姿を消している。

テレビ、パソコン、デジカメ
あらゆるデジタル機器の可能性が変わる

 HDMI端子を搭載したパソコンなら、ケーブルを1本つなぐだけで映像と音声が出力できる。最近のテレビなら画質も美しく、文字もくっきりと表示できる。

 最近は、低価格のデジタルカメラでも700万画素が当たり前になった。高画素カメラで写した写真は、できるだけ大画面で見たいところだ。ノートパソコンの画面では役不足に感じることも多いだろう。しかし、HDMI端子を搭載したパソコンがあれば、大きなモニターは不要だ。AVコンテンツを見たいときにだけリビングのテレビにつなげばいいのだ。

 そもそも、これまでテレビとパソコンのモニターが別々だったのが、納得のいかない話ではある。もちろん、テレビ放送はインタレースでパソコンはノンインタレースという違いがあったわけだが、ユーザーにはわかりづらい話だ。

 ともかく、テレビがパソコンのディスプレイを兼用できるようになると、デスクトップパソコンがますます売れなくなってしまう。数年後には、液晶テレビやレコーダーの端子がHDMIに統一され、わかり易くなるだろう。D端子などの古い規格の端子を持つ機種より、HDMI端子を2つ、3つと複数搭載するモデルが重宝がられるはずだ。

 結局、古いビデオカメラやゲーム機なども買い換えないと使いずらくなってくる。このように、AV機器も一気にデジタル化が進んでいくのだ。