幼児にとって、
母親は絶対的な存在
親は「イヤなにおい」「イイにおい」と分類せず、物質の持つにおいとして幼児に伝えることです。
たとえば、台所からにおってくる“タマネギと牛肉にプラス・アルファ”のにおいに対し、
「おかずはハンバーグ?」
「残念でした。ミートボールです」
などと会話を入れながら、においから内容を知り、内容からできあがったものを想像し、それを言葉で表現できるようにします。
そして、子どもにしゃべらせるよう心がければ、形のないものをどのように感じているかがわかります。
「鶏肉はキライ。においがイヤだ」など、親が好ましくないと思っているにおいについては話さないことです。
それよりも、
「このスパイスを入れると、鶏のにおいがしないでしょう」
「ママはこのにおい好き。おまえはどう?」
と会話をつないでください。
「キライ」と親が言うと、話は切れてしまいます。
「キライ」「イヤ」は消極性につながる言葉です。
幼児にとって、まだまだ母親は絶対的な存在なのです。