具体的な例をひとつ挙げましょう。
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<例>
テレビ番組の企画で、20代から30代までの独身女性100人に街頭インタビューを行ないました。
「これまで、何人の男性と交際したことがありますか?」
結果を集計したところ、平均4.5人という結果になりました。
この結果から、実態はだいたい4人か、5人であると考えて問題ないでしょうか。
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このように、世の中には「余計なお世話」なリサーチがたくさん存在しますが、あなたはこの結論についてどう思われるでしょうか。
数字に強い人は、この数字だけでは4人か、5人と答えた人が多いとは結論づけません。なぜなら、この4.5人はあくまで平均値であって、バラツキまでは把握できないからです。
たとえば恋に臆病な0人や1人がとても多く、一方で10人、15人と答えたモテる女子(?)もいた結果での、平均4.5人である可能性も否定できません。
しかし、ここでお伝えしたいことは「平均値を正しく読み解きましょう」ではありません。本題は、ここからです。
その数字は、誰が生み出したものか!?
筆者が、今回どうしてもあなたに伝えたいことは……、
「人は感情の生き物である」ということです。
何を当たり前のことを……と思われたでしょうか。でも、私たちは数字を読む際、つい、この当たり前のことを忘れてしまいがちです。