「ありがとう」と「ごめんなさい」の習慣
どちらもできたときは「ありがとう」、できないときは「ごめんなさい」ときちんと言いましょう。
「今日はお買い物、早くすんだ。ありがとう」
「お友達と会ってちょっとおしゃべり、待たせたわね。ごめんなさい」
と、親が「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えることは、幼児といえどもひとりの独立した人格を認めているということです。
このことを親が真摯に受け止めて、幼児のころから習慣づけると、「約束」の重大さと「命令」に従う義務を、子どもが自然に受け止めるようになります。
私は日ごろから、息子がひとり遊びを無理なくできる時間を把握しておきました。
私も仕事をしていましたから、留守番や訪問客の応対などで、その時間内に息子はひとりで何事も処理しなくてはなりません。
「30分静かにしていてね」とお客様と話に夢中になっていても、私は時間厳守。
30分たてば、「子どもタイム」をとって、息子の相手をしました。
不意のお客様は、子ども側からすると「招かれざる客」ですから、長くなれば「今度は息子の番」と、お客様を帰らせるぐらいの厳しさで接客したものです。