第12回
欧米諸国の先行例を改めて吟味する 電力全面自由化はやはり愚策だ
石川和男
私は、政府が今進めようとしている①電力小売事業への参入規制の撤廃、②電気料金規制の撤廃、③電力会社の発送電分離のための制度変更は、改革など…
2014.1.20
経済産業省の元官僚として政策立案の現場に実際に関わってきた経験と知識を基に、社会保障、エネルギー、公的金融、行政改革、リテール金融など、日本が抱えるさまざまな政策課題について、独自の視点で提言を行なっていく。
第12回
石川和男
私は、政府が今進めようとしている①電力小売事業への参入規制の撤廃、②電気料金規制の撤廃、③電力会社の発送電分離のための制度変更は、改革など…
2014.1.20
第11回
石川和男
河野太郎衆議院議員が、11月6日に自身のブログで「経産省によるボッタクリ」と題する記事を掲載した。再生可能エネルギー固定価格買取制度(FI…
2014.1.14
第10回
石川和男
少子高齢社会に入り、特に若年労働力の確保と発展の必要性を考えれば、なぜ待機児童が大きな社会問題になっているのかは容易に察しがつく。しかし、…
2013.12.16
第9回
石川和男
政府は先月から、「ガスシステム改革」の検討を始めたが、これは電力システム改革の拠り所となる、本年2月の経産省報告書の記述に端を発している。…
2013.12.2
第8回
石川和男
関西電力は2013年5月、家庭向けを平均9.75%、企業向けを平均17.26%の料金値上げを行った。筆者は事故を起こしていない原発も停止す…
2013.11.18
第7回
石川和男
政府は、今臨時国会に国家公務員制度改革法案を提出し、成立を目指している。最も注目を集めているのは、中央官庁の幹部公務員の人事を一元管理する…
2013.11.5
第6回
石川和男
“脱原発”の根拠としてよく挙げられるのは、発電後に残る「使用済燃料」の存在だ。この使用済燃料は現在日本に約1万7000トンあり、処理が必要…
2013.10.21
第5回
石川和男
経産省委託調査報告書では電力自由化を実施した諸外国で、電気料金上昇が燃料費上昇で説明される以上のものであることを示し、電力自由化が電気料金…
2013.10.7
第4回
石川和男
規制緩和とは、いかに難しく、遅々として進まないものなのか。その例を挙げ始めたらキリがない。我々一般消費者にとって、身近に感じることのできる…
2013.9.24
第3回
石川和男
今、政府・経済産業省においては、電気料金制度とガス料金制度について、それぞれ制度変更の検討が進められており、ガスについても、“電力システム…
2013.9.9
第2回
石川和男
柏崎刈羽原発の帰趨は、東電の経営動向だけでなく、東電管内の一般消費者など電力需要家の負担動向も大きく左右する。そこて柏崎刈羽原発の運…
2013.8.26
第1回
石川和男
電力システム改革の詳細を決める会議が始まった。しかし、私は制度変更案のなかで、電気事業参入の全面自由化と電力会社の発送電分離と電気料金規制…
2013.8.12