いま、あるNPOが世界中から注目と支持を集めている。
その名は、コペルニク(Kopernik)。
「モノづくりの新しい可能性を感じさせるテクノロジーを集めたNPO」
「誰もが納得できるかたちで寄付できるオンライン・マーケットプレイス」
「クラウドファンディングを活用したマッチングモデル」
「途上国の真のニーズを拾い上げることができる組織」
などなど、その多様な側面から、国連や世界銀行といった国際機関、マサチューセッツ工科大学(MIT)や慶応大学などの大学、スタンフォード大学発のベンチャー企業といった、世界をリードする企業、組織から協業のオファーが殺到、世界中でともにプロジェクトを行っている。また最近では、企業、なかでも途上国への進出で悩む伝統的なモノづくり企業からもアツい注目を集め、パナソニックをはじめとして、多くのプロジェクトが進む。

その団体を率いるのが、共同創設者兼CEOの中村俊裕氏。マッキンゼー、国連を経てニューヨーク、そしてインドネシアで起業したグローバルリーダーで、2013年にはダボス会議のヤング・グローバル・リーダーにも選出された人物だ。
本連載では、初の著書『世界を巻き込む。』を上梓した中村氏に、
・BOPビジネス:途上国の本当のニーズのつかみ方
・日本のモノづくりの可能性と、世界でその技術を活かすための条件
・企業とNPOが手を携えることで得られるメリットとは
・グローバルに活躍できる人材とは
などのテーマでそのエッセンスを語っていただいた。モノづくりに携わる人必見。