イスラム国、クリミア半島、アフガニスタン、尖閣諸島……
世界各地で頻発する危機の背景にはアメリカの驚くべき方針転換があります。
いま世界で何が起きているのでしょうか。そして、日本はどう対処すべきでしょうか。ピューリッツァー賞受賞のWSJコラムニストが、歴史とデータから世界の秩序の崩壊を丹念に分析していきます。
アメリカがもしも「世界の警察」の役割を放棄したとき、中東・ロシア・中国はいかなる行動に出るでしょうか。日本もまた世界情勢から無関係でないことを、イスラム国による後藤健二さん・湯川遥菜さん殺害で思い知った今、本連載で世界秩序の行く末を占います。
撤退するアメリカと「無秩序」の世紀
第9回
冷戦以後、「西」側諸国は弱体化している?変わりゆく世界の軍事バランスを考える
第8回
ヨーロッパを襲う成長危機とネオ・ファシズム
第7回
自衛隊、尖閣諸島に上陸?WSJコラムニストの予測する二〇一六年の未来
第6回
新興国の停滞とヨーロッパが世界経済から「脱落」する日
第5回
アメリカ最大の敵は「社会民主主義」?社会保障給付の増大で軍縮を続けるヨーロッパ
第4回
衰退するアメリカ軍と増長する中国を比べてみた
第3回
アメリカが安部首相の靖国参拝を引き止める本当の理由
第2回
戦後70年、自由民主主義の終焉は近い 日米安保は尖閣諸島で守られるのか?
第1回
アメリカ人はもう「世界の警察」を続ける気がない 中国が暴走したとき、アメリカは日本を守るのか?