アップル

現在のソニーはエレクトロニクス事業も業績が回復し、全社的に良い傾向が続いている。唯一残念なのが「Xperia」スマートフォンを中心とした赤字のモバイル事業だ。とはいえ、同社はスマホ事業からの撤退を考えてはいけない。

スティーブ・ジョブズがアップルIIを開発できたのはなぜか。日本で、アマゾンやAirbnb、Uberなど新しいビジネスが生まれにくいのはなぜか？

米アップルの「iPhone XR」の主要サプライヤーであるジャパンディスプレイ（JDI）が、台湾と中国の投資家グループからの出資受け入れを模索していることが分かった。

アップルが中国の景気減速を理由に業績見通しを下方修正したが、中国依存度の高い他の米企業はどうか。近く発表される四半期決算で明らかになるだろう。

世界的に売り上げが低迷し、消費者の飛びつく新たな進化が見られなくなった結果、成熟期に入ったスマホ業界の痛ましい現実が浮かび上がった。

アップルの人気スマホiPhoneもいずれ、博物館に展示されているデジタルカメラや計算機、ポケベル、「ウォークマン」などの隣に並ぶ日が来るだろう。

アップルと任天堂の特質は似通っている。強いブランドを持ち、忠誠心の高い顧客を抱え、ユーザーを捉えて離さないソフトウエアとサービスのエコシステムを備えている。

アップルは「iPhone（アイフォーン）」販売の見通しが悪化する中、急成長しているサービス事業を明るい材料としてアピールしている。

年初の株式・為替市場は大きく動揺した。米アップルの業績下方修正を契機に株価は急落、円高が進行した。ＦＲＢのパウエル議長が利上げ・金融正常化を急がない方針を示し、市場は落ち着いた。しかし、経済指標などを分析していくと、むしろ景気減速懸念が高まっていることが浮かんでくる。

アップルが大ヒットに期待をかけたiPhone XR。中国での販売不振は、価格を重視する層とステータスを求める層のどちらにも受けが悪いからだ。