
「努力」に価値を置く危険性――「ウツ」を生み出す精神的母体
泉谷閑示
「努力することにこそ価値がある」という考え方は、私たち日本人の精神性に奥深く浸透しているものの1つです。しかし、「うつ」に苦しむ人々の多く…
2009.8.20
泉谷閑示
「努力することにこそ価値がある」という考え方は、私たち日本人の精神性に奥深く浸透しているものの1つです。しかし、「うつ」に苦しむ人々の多く…
2009.8.20
泉谷閑示
突然、強い不安とともに動悸や息苦しさ、冷汗、吐気などの発作(パニック発作)におそわれるパニック障害は、現代において「うつ」と同様、多くの方…
2009.8.6
柴田 高
飛まつや空気を介するウイルス感染症は、最前線に立たれる人々の体を簡単に襲う。今、新型インフルエンザに立ち向かう人々に対しては特別の思いを持…
2009.7.30
大動脈は心臓に直接つながっている動脈で、胸部から腹部にかけて走っている。全身でいちばん太い血管で、心臓から送り出された血液を全身に届ける幹…
2009.7.30
泉谷閑示
「自信が持てない」「自分のことが認められない」といった問題は、現代の「うつ」を考えるうえで、どうしても避けて通れない重要なテーマです。この…
2009.7.23
柴田 高
大学外科医局に入局して10日目のこと、術後患者さんの造影検査を見学していたとき、医局長がやってきた。「今年から1人S救命救急センターへ行っ…
2009.7.16
脳にある動脈が動脈硬化などで破れたり、詰まったりすると血液が流れなくなり、脳組織が壊死してしまう。脳卒中はいくつかのタイプがあるが、代表的…
2009.7.16
泉谷閑示
現在の社会では、何につけても効率が優先され、通勤時間などでも寸暇を惜しんで知識を身につけることが奨励されるような風潮があります。私たちの生…
2009.7.9
生活習慣が原因の心臓病としては狭心症、心筋梗塞がある。動脈硬化によって血液が行き渡らなくなる結果として起こることから、「虚血性心疾患」とも…
2009.7.3
泉谷閑示
日本人の大好きな精神論の1つに「逃げてはならない」という考え方があります。 しかし、今日の多様化した時代を生きる私たちの内部では、このよう…
2009.6.25
血糖値が異常に高くなってしまうのが糖尿病だが、血糖値の上昇をもたらす要因は、過食、アルコールの飲み過ぎ、運動不足、過労などさまざま。いずれ…
2009.6.19
泉谷閑示
「そんなに家に閉じこもってばかりいると余計に気分がふさいじゃうでしょ。少しは外に出て気晴らししてみたら?」―「うつ」状態で療養をしていると…
2009.6.11
日本人の死亡原因は、ガン、心臓病、脳卒中の順で、この3つで全体のほぼ6割を占める。心臓病による死因の大半を占めるのが心筋梗塞と狭心症で、い…
2009.6.5
柴田 高
新米医師時代、「名医の卵」などと呼ばれ、職場でやさしく、大切に育てられた。医療に従事することは厳しく、大変なことが多い。“やさしさの連鎖”…
2009.6.1
泉谷閑示
人間は本来、好奇心のかたまりのような生き物です。「うつ」が本格的に悪化しますと、人は「何もできない」状態に陥ってしまいます。たとえ療養に入…
2009.5.28
柴田 高
外科医は命にかかわる病状をもつ患者さんと向き合うことが多い。生と死のはざまで、仕事をするが日常だ。つい自分自身の死について自問自答している…
2009.5.18
泉谷閑示
「うつ」で療養中の人に対して、ご家族など周囲の人から「どう接したらよいのでしょうか?」「何か注意すべきことはありますか?」といった質問を受…
2009.5.13
泉谷閑示
「うつ」で療養されていた方が職場復帰する際に、段階的な復帰プログラムが用いられることが多いようです。しかし実際には、常にこのアプローチがう…
2009.4.23
柴田 高
大学卒業後、私は外科の医局に入局し、数年の初期臨床研修ののち、大学の研究室に配属された。配属された教室は今回のタイトルに出てくる「セカンド…
2009.4.16
泉谷閑示
一般的に現代人は、何らかの病気にかかると、「闘って克服すべきだ」と考える傾向があります。今回は、「病を克服せねば」という考え方が、回復を妨…
2009.4.9