住まい(6) サブカテゴリ
第102回
熟年層は住まいに「癒し」を求めているのに対し、若年層は住まいを「プレゼンテーションツール」だと思っている――。そんな調査結果が発表された。時代が変わりつつある中で、人々が住まいに求めるものも変わりつつあるのか。それとも単なる世代の差なのか。

第2回
知人から、「新築は高いよ」という声があった。「ローン審査が通れば、リセール時の値段下落が少ない、うまくいけば、価格は上昇するだろうから、損はないと思うよ。」そう答えたが、彼は首をかしげた。どうも“新築は割高”だと思っているらしい。

第1回
いい家に住みたい——。センスがよく、お気に入りのモノに囲まれた空間、素敵なパートナーと笑顔あふれる時間を過ごしたい——。おそらく、こう思わない人はいないだろう。自分の生活の基盤となる家が、どうでもいいという人に、会った事がない。

第90回
東日本大震災からもうすぐ1年半が経つ。しかし、「震災対策に関する調査」によると、過去1年間の防災訓練参加率は25%未満で、震災対策を「特に何もしていない」人は、26%に上ることが明らかになった。

第75回
初夏の爽やかな風を感じる季節となった。しかし、お出かけ日和が続くこの季節は一方で、“あの生物”への対策を開始しなければならない時期でもある。しかし、実際に対策をしている人はなんと16%に留まっているという。

第23回・最終回
災害や犯罪に関する資料を集計すると、23区で最も安心・安全な街は、板橋区だ。「思わぬダークホース」と感じる人も多いだろう。高級住宅地をさしおいて、なぜ板橋区が最も安心・安全なのか。その背景を探ると、「人づくり」の強さが見えてきた。

第22回
地震で建物が倒壊・焼失した後に残るがれきの山。葛飾区で発生が想定されるその「震災廃棄物」は367万トンと23区の1年間のごみより多く、被害の悲惨さを物語る。こうした想定に対し、区が力を入れているのが「防災活動拠点」の整備だ。

第21回
もしも首都直下地震がやって来たら、荒川区の危険度は23区で最大となる。ただでさえ高齢者が多いから、被害の拡大は深刻だ。しかし、行政も手をこまねいているわけではない。「おんぶ作戦」と「おかみさんパワー」が、この街を支えている。

第20回
安心・安全な街の代名詞と思われがちな高級住宅街・世田谷区。しかし、実はそうとも言い切れない。車で走ったことがある人ならわかるだろうが、とにかく道路幅が狭く、延焼リスクが高いのだ。そんな世田谷区が取り組む「ミニ防災圏」とは?

第19回
足立区と言えば、治安の悪さをイメージする人も多いだろう。だが、そうとも言い切れない。区民でさえ信じ込んでいる「飛びぬけた治安の悪さ」の背景には、何があるのか。実は足立区は、地震にも対応した「安全・安心な街づくり」に取り組んでいる。

第93回
やっと手に入れた新築マンション。しかし、住み始めて数カ月で値段がガタ落ちすることは珍しくない。そうならないために知っておきたい6つのポイントを整理しておこう。

第18回
品川区は、ほぼどんな建物でも建てられる「準工業地域」の割合が多いため、住工商の混在地帯が多く、出火・延焼リスクはかなり高い。そんな品川区が力を入れているのが、子どもや高齢者を守るための「見守り、見守られる」関係づくりである。

第17回
高層マンションが多い中央区は、一度大地震が起きれば多くの住民が生活の危機に晒される。その一方で、「安心・安全」の評価は高く、若い世代の流入は絶えない。最近では、若い新住民と高齢者の間で「リスクのアンバランス」現象も生まれている。

第16回
杉並区と言えば、「山手の閑静な住宅街」というイメージが強い。だが実態は、交通事故、空き巣、放火など数々のリスクを抱える土地柄でもある。区はこれらの問題を解決しようと、先進的な取り組みを続けている。その実態を覗いてみよう。

第15回
渋谷区と言えば若者の街である。そのせいもあり、犯罪少年の検挙者数は23区でもかなり高い部類に入る。しかし、清掃とパトロール活動により、環境は改善されつつある。渋谷は、「住んでみたい街」から「住み続けたい街」へと生まれ変われるか。

第14回
大きな繁華街を持つ他区に囲まれながらも、文京区の治安の良さは23区でピカイチだ。「交通事故死者ゼロ」の大記録を達成したこともある。だがその反面、震災発生時の火災リスクは低くない。大岡越前守の治安政策は、この地に今も根付いているのか。

第13回
フォークソングの名曲『神田川』でも有名な中野区の木賃(もくちん)ベルト地帯は、実は「業火ベルト地帯」と呼ばれるほど、出火時の延焼リスクが高い。木造住宅が多いわりに道路の整備が遅れているからだ。区はどのような対策を講じているのか。

第12回
住民らによって構成され、体を張って町を守った江戸時代の「町火消」。その心意気を受け継ぐのが、防災コミュニティが充実している台東区だ。地震発生時の出火リスクは高いものの、警察、区、区民が密に協力して防災にあたる独特な街である。

第11回
日本最大の歓楽街「歌舞伎町」を抱える新宿区は、まさに悪質犯罪の多発地帯だ。ビルや地下街が多いため、震災発生時のリスクも高い。戦後この街が掲げた「家族で楽しめる健全な娯楽文化の提供」という理念を、再び取り戻すことができるだろうか。

第10回
北区と言えば、古い団地が多い。その団地を含む住宅の4割以上が、実は現在の耐震基準を満たしていない。住民には高齢者が多いことからも、災害発生時のリスクはかなり高い。そんな今、区が頼みにしているのが中学生の「防災パワー」である。
