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第135回
ホンダがハイブリッド車戦略前倒し次はCR-Z、フィットを先行投入
「ハイブリッド車戦略はすべて前倒しにする」と、ホンダはインサイトをはじめとしたハイブリッド車ラインナップ計画を見直し、新モデル投入時期を予定より早めてハイブリッド車の普及を加速させる。その内容とは、2010年前半にCR-Zをベースとした新型スポーツハイブリッドカーを、同年後半に低価格のフィット・ハイブリッドを立て続けに投入するというもの。昨年発表された計画ではフィット・ハイブリッドより先に行なわれる予定だったシビック・ハイブリッドのリニューアルについては時期を検討中だ。4月の国内新車登録台数では1万0481台を記録してハイブリッド車で初めて首位を飾ったホンダの「次の一手」とは?
第134回
am/pm・ローソン破談最大の要因はボタンの掛け違い
ローソンによるエーエム・ピーエム・ジャパン買収が白紙撤回された。買収後の「am/pm」ブランド維持に関して、商標権を持つ米エーエム・ピーエム・インターナショナルの合意を取り付けられなかったためだ。
第133回
アデランス株主総会を前に対決姿勢のスティールに誤算
アデランスホールディングスと、筆頭株主のスティール・パートナーズ・ジャパンによる委任状争奪戦が繰り広げられてきた。現時点では膠着状態が続いているが、今回は「スティールに分が悪い」という見方が優勢だ。
第10回
新生銀行とあおぞら銀行に経営統合の観測が高まっている。2010年度の統合を検討している模様で、実現すれば総資産は18兆円以上。中央三井トラスト・ホールディングスを上回って、国内6位に躍り出る。今回の統合交渉は、「金融庁が主導する救済策」との見方が強い。両行共に前期決算が経営健全化計画の目標を下回ったことから、金融庁は今後業務改善命令などの行政処分を行なう可能性がある。このような状況下、経営統合は急ピッチで前進するかもしれない。しかし、行く手にさまざまな難問が待ち構えている。
第323回
帰るもとどまるも地獄日系ブラジル人の憂鬱
全国に30万人以上いる日系ブラジル人。その多くが身の振り方を決められず、窮地に追い込まれている。このままでは、深刻な社会問題になる恐れがある。
第322回
新鋭マクラーレンに挑む双日過熱するベビーカーレース
英マクラーレンが主役のレースに総合商社の双日が参戦──。マクラーレンと聞いて、F1への新規参入かと勘違いする方もいるだろうが、じつはこれ、国内のベビーカー市場の話である。
第321回
冷えすぎ防止効果に医学的お墨付き!家電版"トクホ"第1号はシャープのエアコン
「癒し快適エビデンス推奨マーク」なるものをご存じだろうか。たとえるならば、家電版の特定保健用食品マークだ。記念すべき最初のお墨付きは、シャープのエアコンに与えられた。
第320回
反対農家への放火事件に発展宮崎の税金ムダづかい事業
宮崎県で今、「どげんかせんといかん」重大事が起きている。「尾鈴地区土地改良事業」をめぐり、放火事件が発生した。放火の数日前には「邪魔するな」と書かれた脅迫状が届き、警察に相談していた。
第132回
医療費の自己負担額を保障明治安田の意気込みとリスク
保険金不払い問題の一因でもあったわかりにくい商品設計。複雑さを極力排除した新商品、終身入院保険を明治安田生命保険が発表し、話題を呼んでいる。
第319回
“夢”の照明、白色LEDの市場拡大に待ち受ける落とし穴
LED(発光ダイオード)照明の市場が活況を呈している。特にこの3年、白熱灯に代わるダウンライトなどが企業や家庭に急速に浸透してきた。ところが、そのLED照明は、まだ蛍光灯の性能に達していない。
第318回
「何島返還してほしいのか?」北方領土問題の解決を阻む日本側の混乱
「日本はいったい、何島返してほしいのだろう」──。意外にも、ロシアトップの本音は、こんな素朴なものなのかもしれない。ロシア側からすれば、日本政府の考えていることがサッパリ理解できない。
第70回
もともと、中古品小売りは安価な値づけで商品を販売するため、不況に強い。そのうえ、昨今の“もったいない”ブームなどで、中古品の売り買いに対する消費者の抵抗感が薄れているようだ。
第317回
米銀ストレステストは茶番か公表結果には疑問点めじろ押し
5月7日にFRBから発表された米銀大手19行に対するストレステストの結果には疑問点がめじろ押しだ。銀行の資本不足の実態が明らかにされ、懸念が払拭されたとはとうてい言いがたい。
第316回
トヨタが転げて図らずも国内最高益NTT陣営が恐れる“儲け過ぎ批判”
世界的な景気後退で、トヨタを筆頭とした自動車産業が総崩れとなり、6年ぶりにNTTグループが国内上場企業の営業利益で首位に返り咲く可能性が濃厚になってきた。だが、当事者は少しも嬉しそうではない。
第315回
花王-カネボウ陣営が中国化粧品ビジネスで売上げ目標を下げた本当の訳
伸び盛りの中国化粧品市場で、花王傘下のカネボウ化粧品が売上げ目標を下方修正した。決して売れていないわけではない。バーを下げた理由を探ると、中国特有の販路開拓の難しさが浮き彫りになる。
第131回
公的資金、ホンダ出資でも不足パイオニア資本増強策の綱渡り
パイオニアが2012年3月期までの中期経営計画を発表。だが、この資本政策は盤石とは言いがたい。5期連続の最終赤字のパイオニアが生き長らえたのは、株主資本比率40%前後という比較的強固な財務体質があったからだ。
第130回
日興買収に競り勝った三井住友価格が高過ぎるこれだけの理由
大手銀行3グループが繰り広げていた日興争奪戦。三井住友フィナンシャルグループが日興コーディアル証券と日興シティグループ証券の一部を買収すると発表したことで、ついに終止符が打たれた。
第314回
一時的利益計上に引き当て減少大手米銀の黒字決算のカラクリ
つくられた黒字決算──。シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースの2009年1~3月期決算は揃って黒字だ。だが、財務内容は劣化。シティとバンカメの実質的な収益ベースは赤字といってよい。
第69回
破綻した米クライスラーと資本・業務提携したイタリアのフィアットが、ゼネラル・モーターズ欧州部門の合併にもまい進している。そんな欧州自動車産業を陰から支えるのが欧州の中堅国ベルギーである。
第313回
GMの“モルモット”クライスラー破綻の余波
今回のクライスラーの破綻はGMの“モルモット”、つまり予行演習といえる。「これでゼネラル・モーターズの破綻は避けられなくなった」。多くの自動車業界関係者が懸念する。