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第260回
シティ分割にバンカメ資本再注入それでも遠い金融危機の抜本解決
シティグループの分割、バンカメへの公的資金再投入。1月16日に発表された大手米銀の再建・救済策も金融危機の抜本的解決策にはほど遠いものだった。「不良資産の損失確定」にまで踏み込めなかったからだ。
第83回
古河電工が優位!昭和電工とのアルミ事業統合交渉
アルミ業界は過剰設備と過当競争が長年の課題。そこに景気後退が追い打ちをかけたため、ここに来て古河電工と昭和電工が統合交渉を開始した。目下古河が優位な状況下だが、実はすんなり交渉成立とは行きそうもない。
第59回
ウクライナとの価格交渉が決裂したとし、ロシアがパイプラインへの天然ガス供給を1月1日からストップ。20日から供給が再開されたが欧州17ヵ国に被害が広がった。背景にはロシア、ウクライナのそれぞれの事情がある。
第259回
プレミアムビール“安売り”攻勢!キリンが「一番搾り」を大リニューアル
キリンビールが基幹商品の「一番搾り」を大リニューアル。これまで使っていた副原料の使用をやめ、麦芽100%のプレミアムビールに変更する。しかも、価格は据え置くというから、実質的な安売りだ。
第258回
保有株含み損計上を強いられる企業の頭痛の種は“企業年金”
急激な株価下落を受け、今期決算では保有株の評価損を出す企業も続出する可能性が高い。しかし、企業が絡む株式投資はそれだけではない。“企業年金”においても多額の国内外の株式が運用されているのだ。
第82回
肉好き・脂好きのメタボ諸氏に朗報?大正製薬が開発する“やせ薬”の難易度
大正製薬が、海外で実績のある抗肥満薬の日本における開発・販売権を取得した。メタボ諸氏には待ち遠しいクスリだが、製品化までの道のりは険しそうだ。
第81回
小売り事業で出遅れた住友商事が、起死回生狙う“ネット専業スーパー”
住友商事が、ネット経由で生鮮食品などを配達するネット専業スーパーを立ち上げた。既存店舗の店頭商品を配達する「店舗出荷型」が主流だが、住商は、他社が躊躇していた「センター出荷型」で勝負をかける。
第257回
いよいよ業界再編へ突入か?大手ビールメーカーの窮地
ビール業界大手4社が市場減少を予測する中、キリンを除く3社が自社販売量を増やす計画だという。その意味するところは「他社のシェアを食って生き残るしかない」ということだ。業界再編へ突入となるか?
第24回
満を持してミニノートに参入逆風下のソニーの“成算”
ソニーがミニノート市場に投入した「切り札」が人気だ。だが、入力しやすいキーボードや小型軽量を高く評価する声が多いなか、「4万円台が主流の市場で10万円弱の製品が受け入れられるのか」という疑問もある。
第80回
ホンダが190万円以下で投入! ハイブリッド車「インサイト」
ホンダが2月6日に発売するハイブリット車「インサイト」が190万円以下になることが分かり、高性能な環境対応車として自動車市場にインパクトを与えている。ホンダの今後を左右する最重要モデルに失敗は許されない。
第256回
花王の年末キャンペーンが波紋日用品業界で熾烈な値下げ合戦
花王が値下げ路線に転じたのではないかと、業界内で憶測を呼んでいる。シェア確保に値下げは欠かせないが、日用品業界はかつての“デフレ”と“値下げ合戦の再来”を恐れている。
第58回
「審査会を通りませんでした」。新日本監査法人の担当者からのこの一本の電話により、中堅不動産会社・モリモトの命運は決定された。同社はこの時点で事実上の経営破たんに追い込まれてしまったのである。不動産市況が悪化の一途をたどるなか、新興不動産企業が監査法人による「監査意見不表明」によって窮地に追い込まれるケースが続出している。これまで金融機関による「貸し渋り」「貸し剥がし」に恐れおののいて来た企業にとって、このような状況はまさに“とどめ”を刺されるに等しい。にわかに厳格化する監査の背景には、いったい何があるのか?
第255回
脱・石油のオバマ政権でも止まないバイオエタノールへの逆風
環境重視のオバマ政権がいよいよ始動するとあって、代替エネルギービジネス離陸への期待が高まっている。だが、ことバイオエタノールに関しては、淡い期待で終わる可能性がある。
第254回
国家が国民を選別する新方針?地デジ支援はNHK契約が条件に
総務省は、現行の地上アナログ放送が見られなくなる事態に際して「生活保護受給世帯には“簡易型チューナー”を無償配布する」という方針を打ち出してきた。そこに今回、新しく“特定の条件”が加えられた。
第253回
日本の放送局は昨秋、ひっそりと“放送免許”の更新を受けていた。なにより不思議なのは過去必ず行われていた「再免許ヒアリング」がなかったことだ。背景には実は地デジ問題がある。
第23回
ネット広告市場にも不況の波勝ち組ヤフーもついに減速!?
創業以来、増収増益基調を続けているヤフーの広告営業が変調を来しているという噂が聞こえてくる。未曾有の不景気により、広告費で他メディアを抜いて急伸しているネットの勝ち組も、ついに減速か?
第79回
第一三共の命運握る“大型新薬”先送りされたFDA審査の行方
2度にわたり待たされた第一三共の大型新薬「プラスグレル」の米食品医薬品局(FDA)の承認審査。3度目の期限まで1ヵ月を切った。第一三共の命運を握る期待の新薬は、どんなスタートを切るか。
第78回
東京海上と損保ジャパンの次の“標的”は日本興亜
三井住友海上、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社が今秋にも経営統合する意向であることが明らかになった。今後注目されるのは、東京海上と損保ジャパンの動向で、その標的は日本興亜損害保険である。
第22回
ソフトバンクといえば、通信業界のあり方を“正論”で痛烈に批判し、孫正義社長による“義憤”を交えたパフォーマンスで、世間を味方につけてきた。今になってNTTと協働する奇策に出たソフトバンクの狙いは何か。
第252回
初売りセールの“明と暗”福袋にも実需志向が鮮明に
昨秋から消費環境が冷え切った小売り業界。百貨店では“購買意欲喚起”に賭けた初売りセールだったが、フタを開けると、売上高は軒並み減。“低価格需要型”福袋がよく売れ、福袋からも世相が読みとれる。