週刊ダイヤモンド編集部
第603回
業績に影響必至の自販機停止節電幅めぐり、始まる鞘当て
首都圏の飲料自動販売機が“輪番”停止する日が間近に迫っている。清涼飲料メーカー82社が加盟する全国清涼飲料工業会は、政府の要請を受け、7月1日から東京電力管内で自販機を所有する各社が25%以上の節電を行うことを決めた。

第149回
マンション探しをするときに、サイトの世話になる人は多いだろう。沿線や間取り、価格などを入力すれば物件が検索できる。こうした大手検索サイトにデータベースのシステムを提供しているのが「いい生活」である。

第27回
活発な買収で近年は売上高、利益を続伸させているキリンホールディングス。「攻め」の姿勢は評価される一方で、固定資産回転率に着目すると、危うさが見えてくる。

第602回
福島県沿岸部でがれき処理が再開放射能汚染の基準をめぐる不整合
福島第一原発から近い福島県中通り・浜通り地域のがれき処理が5月27日、一部地域で再開されることが決まり、復興への前進として好感されている。しかし、放射能汚染の基準をめぐる問題は残されたままだ。

第601回
福島第1原発のとばっちり東海原発廃炉コスト増の懸念
福島第1原子力発電所の事故が、南へ約120キロメートル離れた東海原子力発電所の廃炉工程を狂わせる可能性が出てきた。

第423回
パンの値上げ宣言が続出するも“そうは問屋が卸さない”事情
山崎製パンは5月17日、小麦など原材料価格の上昇を理由に、主要製品を7月1日から食パンで平均6%値上げすると発表した。次いで、日糧製パン。敷島製パン、フジパンも価格アップ幅の最終検討に入った。この値上げでメーカーの利益が確保されるかというと、必ずしもそうではない。

第600回
日本郵政は5月13日、年間一時金を3.0カ月とすることで労組と合意した。 前年実績からいきなりの3割カットである。最大の原因は、日本郵便の大赤字。しかし、このボーナスカットだけでは危機を回避出来ないほど、日本郵便の経営は深刻な状況にある。

第146回
仮設住宅の建設が遅れている。被災者ニーズや地域の実情よりも「官の論理」を優先する行政の硬直化が、事態をこじらせている。

第422回
痛風患者に朗報! 帝人が新薬投入売上目標1600億円の期待の星
日本で100万人近くいるといわれている痛風患者に朗報である。5月17日、帝人の医薬医療事業のグループ会社である帝人ファーマが、世界で約40年ぶりとなる痛風・高尿酸血症の新しい治療剤「フェブリク錠」を発売した。

11/06/04号
東日本大震災は、日本の雇用にも影を落としています。被災地では会社が流されて多くの人々が職を失い、被災地以外の地域でも震災に起因する解雇・失業が発生しています。日本の“職”はどうなってしまうのか。「雇用被災」の現実に迫ります。

第421回
6月以降に出荷停止も強硬策取るセメント各社の勝算
セメント各社は難航する値上げ交渉に際し、強硬姿勢を取り始めた。東北を除く全国で1トン当たり1000円の値上げをのまない生コン業者に対し、6月以降の出荷停止をちらつかせている。

第599回
東電の最大30兆円の隠れ債務で現実味を帯びる発送電分離
東京電力をめぐり、電力会社の地域独占にメスを入れるべく、発電部門と送配電部門を分けて競争を促す「発送電分離」が現実味を帯びている。その理由は、事業会社として過去最大の赤字を出した東電の決算からは見えない、巨額の負債が隠れているからだ。

第123回
今夏の電力不足は、社会経済の効率性を犠牲にせずに乗り切ることが重要だ。また、電力不足を一時的現象としてとらえず、国民一人ひとりのライフスタイルのなかで省エネと創エネを実現する取り組みが必要となる。それが、スマートコミュニティの構築である。

第420回
業界常識を覆した298円弁当が引き金に西友が惣菜売り場を拡大
西友が惣菜売り場を強化している。単身化や働く女性の増加に伴い、惣菜の売り上げが伸びており、店舗の改装に合わせて順次、惣菜の取り扱いを拡大している。きっかけは、2009年春に全国店舗に投入した298円弁当のヒットだった。

第148回
会社を興す野心も、経営者になる野心も皆目なかった。2010年12月にジャスダックへ上場した1stホールディングス社長の内野弘幸にとって、ソフトウエア開発・販売の分野で先端を走る原動力は、顧客の期待を裏切った新人時代の自分へのリベンジだった。

第598回
やはり後手に回った放射能汚泥建築資材で都内に15万トン流通か
週刊ダイヤモンド(4月16日号)が明らかにした下水汚泥の放射能汚染と、それが建築資材などとして流通する問題が今月、最悪のかたちで現実のものとなった。

11/05/28号
「上場1715社 純利益V字回復度ランキング」も掲載緊急決算特集! 「3.11後の企業業績はこうなる」
東日本大震災の発生から2ヵ月、3月期決算の企業業績がほぼ出揃いました。本誌では、その深く鋭い爪あとが決算数字にどのように反映されているのかを緊急検証。加えて、今期の決算見通しを基に、混迷の企業業績の行方をいち早く分析します。

2011/05/20
東京電力の福島第1原子力発電所の事故の損害賠償をめぐり、本誌は政府が賠償スキームの根拠とした極秘資料を入手した。そこから浮かび上がってきたのは、利害関係者すべてが責任から逃れ、国民だけに負担を強いるいびつな構造だった。

第419回
国内首位陥落のリスクを冒し武田薬品が欧州社を巨額買収
武田薬品がスイスのナイコメッドを買収する。ナイコメッドは新薬候補が話題に上ることはなく、日本では社名を知らなかった同業者も少なくないため、社内外から批判的な声が漏れている。だが、ある製薬会社首脳は、「国際感覚に秀でた長谷川社長らしい選択」と納得の表情を見せる。

第147回
父の営む飲食店で働く傍ら、ハンコのインターネット通販を始めていた1995年頃、藤田優は父によく、「お前をハンコ屋に育てた覚えはない!」と怒鳴られた。
